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日本ツアーで今季2勝目の申智愛、韓米日3国での賞金王達成はなるか

日本ツアーで今季2勝目の申智愛、韓米日3国での賞金王達成はなるか

Posted May. 01, 2019 07:55,   

Updated May. 01, 2019 07:55

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久しぶりに食べたその味は、優勝くらい甘かった。申智愛(シン・ジエ=31、写真)は先月28日の夜、日本東京都内のフランスレストランで知人たちとささやかなパーティーを楽しんだ。この日が誕生日だった申智愛は、日本女子プロゴルフ(JLPGA)ツアーのフジサンケイレディスクラシックで7打差を逆転して優勝してから、2週近く手を付けなかったケーキやコーラを堪能した。

最近、申智愛は最上のコンディションを維持するため、大会中は普段大好きな小麦粉の料理も控えている。揚げ物や脂っこい料理を抑えて、繊維質やたん白質中心の食事療養を並行している。小麦粉で作られた料理や揚げ物を食べると消化が悪く、体が重くなるからだ。間食もアーモンドやクルミ、ローストナッツだけを摂取している。申智愛は、「甘いものや炭酸飲料は優勝やノーボギーで回った時にだけ食べられる贈り物と考えている」と笑顔で語った。

自己管理に徹底し、韓国女子ゴルフ選手では「黄昏」と言われる30代になっても、最高のプレーを披露している。申智愛は、今季のJLPGAツアーで一番先に2勝を挙げ、賞金ランキング1位(4034万円=約4億2000万ウォン)に浮上した。今季5戦で、いずれも上位6位以上の成績を挙げた。

申智愛が今季の日本ツアーで賞金1位になれば、韓国、米国、日本の3ヵ国のツアーで賞金王を経験した史上初の選手になる。すでに韓国と米国では賞金王を達成しており、2014年から日本ツアーで5年連続で賞金ランキング5位に入ったが、1位には届かなかった。昨年はJPLGAツアー史上初めて年間メジャー戦3勝を挙げたが、シーズン終盤にアン・ソンジュに追い抜かれた。

申智愛は、「4月に今季2勝目を挙げたのは、日本進出以来初めて。良い流れを引き続き維持したい」と話した。申智愛は、5月以降から優勝に向けて調子を上げるスロースタータだった。今年は初めて1月にベトナムでトレーニングを開始した。1ヵ月間、20代後半の後輩10人と練習しながらも、練習場に一番先に着くのは申智愛だった。

いつにも増して強いモチベーションを保っている申智愛は、平均ストロークはじめ主要部門で1位になったが、バウンスバック率(32.3%)でもトップをマークしているのも目立つ。パーより悪いスコアを記録した時は、すぐ次のホールでパー以上のスコアを出すのに優れた能力を発揮している。定番のマインドコントロールは賞金王に向けて大きな力になっていると言う。


金鍾錫 kjs0123@donga.com