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明日から板門店見学を再開、北朝鮮は無応答

明日から板門店見学を再開、北朝鮮は無応答

Posted April. 30, 2019 09:08,   

Updated April. 30, 2019 09:08

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国防部が29日、板門店(パンムンジョム)共同警備区域(JSA)の民間人見学を来月1日から再開すると明らかにした。昨年10月、韓国と北朝鮮、国連司令部のJSA南北自由往来協議が中断して以来7ヵ月ぶり。JSA非武装化の合意履行により武器を携帯していない韓国警備兵の案内で主要な場所を見学できる。

昨年の4・27南北首脳会談で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、散歩の後に対話した徒歩橋や記念植樹の場所、今後南北非武装軍人が勤務する監視所など見学の場所が拡大されたと、軍は説明した。これまでは、板門店T1(中立国監視委員会会議室)、T2(軍事休戦委員会本会議室)、T3(軍事休戦委小会議室)の建物前までが開放されていた。見学の申請は団体(30~45人)のみ可能で、国家情報院・南北会談本部ホームページを参照。

軍は今回の措置で、北朝鮮がJSA自由往来協議に前向きな態度で臨むよう望んでいる。南北、UN司令部は、JSA自由往来問題を協議しているが、北朝鮮の消極的な態度で進展がない。昨年11月の第3回協議後に中断し、韓国軍と国連司令部が作成した共同警備勤務および運用規則案を伝えても、北朝鮮は沈黙を続けている。軍消息筋は、「北朝鮮がJSA管理で国連司令部の排除に固執し、ハノイでの米朝首脳会談決裂後、事実上、対話の扉を閉ざした状況」と話した。


尹相虎 ysh1005@donga.com