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パク・セリ、「女人禁制」オーガスタに新しい歴史の扉を開く

パク・セリ、「女人禁制」オーガスタに新しい歴史の扉を開く

Posted April. 08, 2019 08:29,   

Updated April. 08, 2019 08:29

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「当たり前のことだけど、ここでの優勝を夢見たけど、女子の参戦が認められなかった。だけど、今は可能になった。子供たちの夢もさらに膨らむだろう」

韓国女子ゴルフの「伝説」パク・セリ(42)が夢の舞台、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(パー72)で自身初のショットを飛ばした。

米国ジョージア州の小さな町オーガスタに位置するオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは、米男子ツアー(PGA)最高権威のマスターズ・トーナメントが開催される場所だ。11日に開かれる2019マスターズ・トーナメントを数日後に控えた7日、同会場でオーガスタ―・ナショナル女子アマチュアゴルフ大会の最終ラウンドが行われた。1933年にオープンして以来初めて開かれた女子大会だ。同大会は、先に2ラウンドを近くの別のゴルフクラブで行い、最終ラウンドだけを同開場で開催した。

パク・セリは同日のラウンドに先立ち、ナンシー・ロペス(62=米国)、アニカ・ソレンスタム(49=スウェーデン)、ロレーナ・オチョア(38=メキシコ)ら殿堂入りしたレジェンドたちと共に始打式を行った。1番ホールのティグラウンドに立ったパク・セリは、4人のうち一番先にティーショットを打った。同会場で始打式を行った最初の女性になったのだ。メジャー戦5勝を含め米女子ツアー(LPGA)通算25勝に輝くパク・セリが同会場でボールを打ったのは初めて。

一時は女人禁制の場所だった同会場でショットを打った女子ゴルフのレジェンドたちは、感無量の面持ちを隠せなかった。パク・セリは「今大会は全世界に大きな影響を与えることを確信する」とし、「ゴルファーを夢見る子供たちに大きなモチベーションになるだろう」と話した。ロペスは、「必死で涙を堪えようとした。オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは本当に正しい決定をしたと思う」と語った。ソレンスタムも「聖なるオーガスタでティーショットを打つ瞬間涙が出そうだった。ファンタ―スティックで歴史的な瞬間だった」と話した。

同会場は2012年に初めて女子会員を受け入れた。初の女性会員の一人であるコンドリーザ・ライス米元国務長官は、2度もマスターズの頂上に立ったバッバ・ワトソン(米)と共に今回のイベントに参加した。歴史的な大会の初優勝は通算10アンダー206を記録した女子アマチュアゴルフの世界ランキング1位、ジェニファー・カプチョ(22=米)が果たした。


李憲宰 uni@donga.com