Go to contents

国や地域を問わないローミング料金、SKTが98ヵ国を含む新料金プラン「baro料金制」を提供開始

国や地域を問わないローミング料金、SKTが98ヵ国を含む新料金プラン「baro料金制」を提供開始

Posted April. 03, 2019 08:42,   

Updated April. 03, 2019 08:42

한국어

訪れる国や地域とは関係なく、必要なデータ量と利用期間のみを決めて加入できる統合ローミング料金制が出た。

SKテレコムは、既存の米州パス・欧州パスなど、主要地域あるいは国別に分類されていたローミング料金制を一つに統合した「baro料金制」を2日発表した。料金制の対象国には、ローミング利用客の97%以上が訪れるアジア、米州、欧州、豪州、ニュージーランドなど計98カ国が含まれている。

baro料金制は、3ギガバイト(GB)、4GB、7GBの3種で構成されている。既存のローミング利用客の使用パターンを基に、3GB料金制は最大で7日間、4GBと7GB料金制は最大30日まで加入できる。baro料金制の加入者は、現地で「T電話」アプリケーションのデータ・音声通話サービスである「baro」を通じて音声通話も無制限に利用できる。18~29歳の加入者には、基本提供データに1GBずつを追加提供する。

海外旅行先のUSIMチップ市場が拡大したことで、通信大手3社は昨年から「ローミングサービスを巡る取り合い合戦」を繰り広げている。昨年はデータローミングサービス価格を我先に引き下げたのに続き、今年初めまで「音声通話の無制限」競争も続いている。

SKテレコムは、すでに昨年12月に自社のデータローミング料金制加入者を対象に、baro無制限通話サービスを発売して、市場から良い反応を得ている。データ通信網を通じた音声通話サービスだが、通話品質は従来の音声通話と大差がない。KTは、計24カ国で海外ローミング時の音声通話料を韓国国内と同じレベル(1秒=1.98ウォン)に合わせた「ローミングON」料金制を披露した。LGユープラスは今年1月、中国、日本を対象に既存のデータローミング料金制に1000ウォンのみ追加すれば、音声通話を無制限に利用できる「一日中音声・データの心配のないローミング」料金制を発売した。

2日、KTが5G料金制である「KT・5Gスーパープラン」の3種料金制加入者に対して、ローミングデータ無制限の恩恵を適用すると発表したことで、今後データローミングも、国内通信サービス加入時に基本適用となる方向に進む可能性が高まっている。ただ、海外利用時は、加入した料金制価格帯別に速度制限(100kbps~3Mbps)が適用される。

SKテレコムの関係者は、「baroサービスは発売開始から3ヶ月間で利用者が100万人を突破した」とし、「今回の料金制見直しとbaro無料体験プロモーションにより、海外ローミング利用客のメリットはさらに大きくなるだろう」と明らかにした。


郭道英 now@donga.com