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日本野球の伝説イチローが引退

Posted March. 23, 2019 08:39,   

Updated March. 23, 2019 08:39

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「イチローの伝説は永遠なり」「妥協のない挑戦、45歳に終幕」…。

日本野球の伝説イチロー(鈴木一朗=アトル・マリナーズ)の引退に日本列島が惜しんでいる。日本のメディアは22日、新聞1面の記事としてこのニュースを報じながら関心を見せた。

イチローは日本プロ野球を経て、2001年。米シアトルマリナーズに入団し、大リーグにデビューした。メジャーリーグに進出した2001年に新人賞とアメリカンリーグ最優秀選手(MVP)を総なめにした。彼は、2001~2010年の10年間、連続3割の打率と200安打以上を記録して全盛期を送った。「日本選手は米国では通用しない」という先入観を破った人物として評価される。

しかし、彼も歳には勝てなかった。1973年生まれの彼は、メジャーリーグの野手の中では最高齢だ。昨年、打率が.205(44打数9安打)と振るわないと、5月にバットを手放して球団の特別補佐を務めた。引退の予想はその時から続いた。

彼は20日、21日、シアトル・マリナーズとオークランド・アスレチックスが、日本の東京で行ったメジャーリーグ2019シーズンの開幕戦に予告なしに復帰した。20日の試合にイチローが登場すると、日本の観客は熱く歓声を上げた。あちこちから「イチロー愛してる」と書かれたプラカードも見えた。

21日の競技場も満席だった。しかし、試合の途中、観客は「イチローが引退の意思を所属球団に伝えた」という内容を、インターネットの速報で接した。午後11時頃、試合は終わったが、観客は帰らず「イチロー」を叫んだ。約20分後、イチローがグラウンドに登場した。観衆に手を振ってグラウンドをゆっくり一周した。それがファンとの最後の挨拶だった。

ファンとの挨拶を終え、午後11時55分頃、イチローは記者会見を開いた。「今日のゲームを最後に現役生活に終止符を打ち、引退する。最後にこのユニフォームを着て、この日を迎えることになり非常にうれしい」と語った。

かつて「50歳までプレーしたい」と口にしてきたことと関連して、彼は 「実行できなかった。しかし、その言葉を口にしなかったら、ここまで来ることはできなかった」と語った。今後の計画についての質問に、「監督は絶対無理だ。私は人望(世の中の人が称える人徳)がない」と語った。

イチローの大リーグ(2001~2019年)通算成績は2653試合、打率0.311、ヒット3089個だ。日本での選手生活(1992~2000年)までを合わせた28年間の通算成績は、3604試合、打率.322、4367安打に上る。


東京=パク・ヒョンジュン特派員 lovesong@donga.com