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韓米の新合同軍事演習「同盟」、4日から実施

韓米の新合同軍事演習「同盟」、4日から実施

Posted March. 05, 2019 08:30,   

Updated March. 05, 2019 08:30

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新たな韓米合同軍事演習「同盟(Dong Maeng)」が4日から始まった。12日まで行われるこの演習は、韓米国防当局が今年から廃止を決めたキー・リゾルブに代わる新たな指揮所演習(CPX・ウォーゲーム)。「同盟」は、キー・リゾルブのようにコンピュータシミュレーションで合同作戦計画(OPLAN)にともなう戦争遂行の手続き・能力を訓練する内容で実施される。

しかし、演習の強度は大幅に下がった。キー・リゾルブは2週間、北朝鮮の全面挑発時の防衛と反撃、指揮部の追放、核・ミサイル施設の除去などすべての状況を網羅して実施された。一方、「同盟」は防衛中心で、演習期間もキー・リゾルブの半分に減った。軍消息筋は、「(「同盟」に)有事の北朝鮮の指揮部除去のシナリオは含まれない」と明らかにした。南北和解の基調と米朝非核化交渉を後押しするために、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長など北朝鮮の首脳部を狙った攻勢的内容は除いたのだ。米増員兵力の参加規模もキー・リゾルブより大幅に減った。韓米軍当局は3日、キー・リゾルブとトクスリ演習(野外機動演習)を終了すると発表した。

保守野党は2つの演習の廃止に強く反発した。自由韓国党の黄教安(ファン・ギョアン)代表は同日、最高委員会議で、「安保の根幹である合同防衛戦力をなし崩しにする最悪の安保武装解除措置だ」とし、「長く続く大韓民国の安保の根幹を5年の政権が勝手になし崩しにすることを国民は容認しないだろう」と批判した。「正しい未来党」の孫鶴圭(ソン・ハクキュ)代表は、「北朝鮮の核兵器が存在する状況で韓米合同軍事演習が次々に延期・廃止される現実を受け、国民の安保不安が広がっている」とし、「演習の廃止で戦略資産の展開回数の削減が既成事実になっただけでなく、在韓米軍縮小の可能性も提起されている」と主張した。


崔고야 best@donga.com