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ブレグジット、2021年末に延期されるか

ブレグジット、2021年末に延期されるか

Posted February. 26, 2019 08:28,   

Updated February. 26, 2019 08:28

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「『ノ-ディール(No-deal)』よりは期間延長」

テリーザ・メイ英首相が26日に予告していたブレグジット(英国のEUからの離脱)修正案の議会採決日程が、来月12日に延期された。EUを中心に、来月29日に予定されているブレグジットの時点を延期すべきだという声が説得力を得ている。

24日、ブルームバーグ通信と英日刊紙ガーディアンによると、EU加盟国は、ブレグジットの時点を21ヶ月ほど遅らせて2021年末に延期する案を検討している。これに先立って一部のメディアでブレグジットの2~3ヶ月の延長可能性が提起されたのに続き、EUが21ヶ月間の延長の可能性を示唆したものだ。

ガーディアンは、匿名のEU高官の言葉を引用して、「バックストップの問題など、論争的問題を含めて、英国とEUが意見の隔たりを解消するには、21ヶ月程度の時間が必要だという認識がある」とし「マルティン・ゲルマイヤーEU執行委員会事務総長もこれを好む」と伝えた。24日、EU-アラブ連盟首脳会議に出席するため、エジプトを訪れたオーストリアのゼバスティアン・クルツ首相も記者たちに「英国内で3月初めまで合意案への支持が難しければ、ブレグジットの延期が望ましい」とし、「『ノーディール』ブレグジットはEUには良くないが、英国には極めて悪い」と伝えた。

ただ、EUは3ヶ月未満の短期間延長だけでは、現在の膠着状態を解決するには適切でないと見ている。

メイ首相は、合意案なしにブレグジットになっても、期限延期がないという立場を改めて強調した。メイ首相は24日、「離脱時点の延期では問題を解決できない」とし、「3月29日に離脱することにした約束を守ることができるので、今努力している」と強調した。しかし、メイ首相は自ら提示した修正案の議会採決期限を再び遅らせて、時間稼ぎに出たのではないかという解釈もある。保守党でも期間延長の声が高まっている。23日には現内閣の法務部長官、雇用年金部長官、企業部長官の3人が、合意案が議会を通らなければブレグジットの延期案を支持すると発表した。


丘佳仁 comedy9@donga.com