Go to contents

ビリヤードのプロツアーが6月スタート

Posted February. 22, 2019 09:52,   

Updated February. 22, 2019 09:52

한국어

1000万の愛好者が楽しむ生活スポーツのビリヤードのプロリーグがスタートする。

プロビリヤード推進委員会は21日、ソウル市九老区(クログ)セマル路にある新道林(シンドリム)テクノマートで「プロビリヤード協会(PBA)ツアー創設宣言式」を行い、今年6月からプロビリヤード大会を始めると明らかにした。

PBAツアーは、世界的なゴルフルアーである米男子ツアー(PGA)や米女子ツアー(LPGA)を手本にした。今年は6月の試合を手始めに来年2月まで6~8試合を開催する予定だ。来年からは5月から翌2月までの10試合開催を目指す。レギュラーツアーは賞金総額が最大で3億ウォンに優勝賞金は5000万ウォン以上。メジャー戦は、賞金総額4億ウォンに優勝賞金1億ウォンの規模で開催される。

大会は、バレーボールのようにセット制で行われる。従来は先に40得点を挙げれば勝利するポイント制が中心だった。セット制を導入する場合、試合のスピード感や緊張感が高まり、劇的な逆転劇も起きり得るとPBAは予想している。

PBAは大会スタートを控えて、今年4月にプロビリヤード選手選考戦を行い、ツアー参加者を選ぶ予定だ。最上位リーグである1部ツアーは128人のシーズン登録制で運営される。2部ツアーを作り、選手たちが1部ツアーに進出できる機会を与える昇降格制度も設ける。

PGA側は、同ツアーを通じてビリヤードをサッカーや野球、バレーボール、バスケットボールに並ぶ5大プロスポーツに育成することを目指している。主管者のスポーツマーケティング会社「ブラボ・アンド・ニュー」のチャン・サンジン代表取締役は、「韓国のビリヤード市場は全国にある2000のビリヤードクラブで1日120万人が楽しんでおり、愛好者が1200万に上る」とし、「世界のキャロム・ビリヤード市場の80%のシェアを韓国が占めているだけに、成功する可能性は十分だ」と自信を示した。キャロム・ビリヤードはキューで手玉を撞いて的球を当てれば得点する競技。スリークッションや四つ球などがこれに当たる。キャロムの他に、一般にポケットボールで知られているポケットボール・ビリヤードがある。

イム・ジョンワン大韓ビリヤード選手協議会長は、「これまで多くのビリヤード関係者たちがプロ創設を推進したけど失敗した」と言い、「プロツアーのスタートがビリヤードの興行や才能あるビリヤード選手の専業選手としての生活に助けになることを望む」と話した。


李沅柱 takeoff@donga.com