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訪朝したベトナム副首相、「北朝鮮が経済発展経験の伝授を要請」

訪朝したベトナム副首相、「北朝鮮が経済発展経験の伝授を要請」

Posted February. 15, 2019 09:32,   

Updated February. 15, 2019 09:32

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長のベトナム国賓訪問およびハノイでの2回目の米朝首脳会談の開催について議論するために北朝鮮を訪れたベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相が、ベトナムの改革開放モデルであるドイモイ(刷新)政策のノウハウを北朝鮮に伝授したと明らかにした。

14日、ベトナムのニュースによると、ミン氏は前日平壌(ピョンヤン)で会った李洙ヨン(リ・スヨン)労働党副委員長(国際担当)、李容浩(リ・ヨンホ)外相に、「ベトナムは北朝鮮の要請によって国家建設、社会経済の発展、国際統合の経験を共有する準備ができている」と明らかにした。北朝鮮側が、正恩氏のベトナム訪問を機にベトナムの改革開放の経験を学びたいと伝え、ベトナム側がこれに応えたのだ。中国式改革開放を北朝鮮に伝授する意向が強い中国としてはライバルが現れたことになる。

ミン氏は、「北朝鮮とベトナム両国の利益に合致する分野での協力と交流の増進に向けて努力する」と訪朝結果を説明した。正恩氏は、2回目の米朝首脳会談だけでなくベトナム国賓訪問を通じて、ベトナムの改革開放の現場を視察した後、この活動結果を故金日成(キム・イルソン)主席のベトナム訪問(1964年)以来55年ぶりの正恩氏の成果として内部に宣伝すると予想される。李洙ヨン氏は、「労働党と政府は、金日成主席とホーチミン元ベトナム国家主席が築いた両国の友好関係を重要だと考え、発展させるという信念が強い」と強調した。

ミン氏の訪朝には、ベトナム外務省儀典局長、報道官、北東アジア担当局長が同行した。正恩氏の国賓訪問および米朝首脳会談関連の儀典、移動方式などについて北朝鮮と合意したとみえる。ミン氏一行は14日、北京を経由してベトナムに帰国した。


尹完準 zeitung@donga.com