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北朝鮮、統一戦線部を補完する「外交ベテラン」を追加投入

北朝鮮、統一戦線部を補完する「外交ベテラン」を追加投入

Posted January. 21, 2019 08:58,   

Updated January. 21, 2019 08:58

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18日(現地時間)、ホワイトハウスの執務室を訪れ、トランプ米大統領を表敬訪問した北朝鮮の人々は、昨年の訪問の時とは違いがある。朝鮮アジア太平洋平和委員会のパク・チョル副委員長、金赫哲(キム・ヒョクチョル)前駐スペイン大使など外交のベテランが追加投入された。ホワイトハウスが昨年6月の1回目の米朝首脳会談後、北朝鮮側の交渉パートナーを現在の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長から李容浩(リ・ヨンホ)外相など外交ラインに変えるよう公式要請するほど一時は意思疎通に困難をあったことから、金正恩(キム・ジョンウン)党委員長が交渉チームに外交ラインを補強したとみえる。

ホワイトハウスのダン・スカビーノ・ソーシャルメディア部長が19日、ツイッターに投稿した会談写真を見ると、「決断の机」に座ったトランプ氏の向い側に7人が座った。北朝鮮側要人は金英哲氏、党統一戦線部のキム・ソンヘ統一戦線策略室長など統一戦線部ライン、パク・チョル氏と金赫哲氏の外交ライン、北朝鮮側通訳の5人だ。米国側からはポンペオ国務長官、国務省のビーガン北朝鮮政策特別代表が同席した。

昨年6月1日のトランプ氏との会談の時、金英哲氏と通訳のキム・ジュソン氏が出席したことだけが公開されたことを考えると、北朝鮮側の出席者が3人増えたことになる。パク・チョル氏は、国連北朝鮮代表部の元参事で米国の事情に明るい。金赫哲氏は、エチオピア、スーダン大使などを歴任したベテラン外交官とされる。高麗(コリョ)大行政大学院の南成旭(ナム・ソンウク)院長は、「正恩氏が、外交の実力者を投入し、厳しい統一戦線部の非核化捜査をもう少しスムーズにしようとするとみえる。なんとかして今回は成果を出そうという人的配置と見える」と分析した。


黃仁贊 hic@donga.com