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金正恩答礼訪問支持団体、ソウル都心集会で「在韓米軍撤退」を主張

金正恩答礼訪問支持団体、ソウル都心集会で「在韓米軍撤退」を主張

Posted January. 21, 2019 08:59,   

Updated January. 21, 2019 08:59

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ソウル都心で開かれた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長のソウル訪問を呼びかける集会で、在韓米軍を「統一の根本的障害物」と表現するなど、反米スローガンがあふれた。

白頭(ペクトゥ)称賛委員会と花の波実践団など、金委員長のソウル答礼訪問を支持する団体は、19日午後、ソウル鍾路区(チョンノグ)にあるKT光化門(クァンファムン)支社の前で、「金正恩国務委員長のソウル訪問を希望する大会」を開いた。

同日30人ほどの集会参加者の一部が手にしたピケには、「統一の根本的障害物である在韓米軍は撤退せよ」という表現が盛り込まれた。集会の参加者は、「米国よ、今すぐ部屋を明け渡しなさい」というスローガンを叫びながら、韓国政府の5・24措置の撤回、国際社会の対北朝鮮制裁解除、在韓米軍撤退などを主張した。開城(ケソン)工業団地と金剛山(クムガンサン)観光再開が必要だという主張も出た。

彼らは集会の途中、KT光化門支社から40メートル離れた駐韓米大使館前に移動後、大使館の敷地内に向かって紙飛行機を飛ばした。紙飛行機は、「ドナルド・トランプ米大統領に送る抗議書簡」を折り畳んで作った。抗議書簡には、韓米両政府が韓半島非核化交渉の調整と実務協議のために立ち上げた「ワーキンググループ」の解散と、対北朝鮮の敵対政策放棄などを要求する内容が盛り込まれた。

キム・ソンイル白頭称賛委員会スポークスマンは同日、「2018年の最高の検索語は粒子状物質だ。民族分断の開始から今日まで統一に粒子状物質のように働くのがまさに米国ではないかと思う」と、し、「米国は韓米ワーキンググループを作って(南北関係の発展を)妨げている。離散家族の苦しみを無くし、南と北が一緒に力を合わせて繁栄するのが私たちが進むべき道だ」と語った。

集会では、「金正恩国務委員長のソウル訪問が一日も早く実現することを願っています!」と書かれた大きな垂れ幕が設置され、ピンクの花飾りを持った集会参加者5人は、北朝鮮の歌謡「はじめまして」に合わせて体を動かした。座って彼らの律動を見ていた残りの参加者たちも、同じ花飾りを左右に振りながら「初めまして」と叫んだ。集会場所の周辺を通っていた何人かの外国人は、彼らの姿を写真に撮ったりした。


ソ・ヒョンソク記者 skytree@donga.com