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ニューヨーク州、3月1日を「柳寛順の日」に制定

ニューヨーク州、3月1日を「柳寛順の日」に制定

Posted January. 02, 2019 08:56,   

Updated January. 02, 2019 08:56

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100年前、日本の植民地支配に抵抗した3・1運動に参加し、監獄で苦しみ、殉国した柳寛順(ユ・グァンスン)烈士を称える日が、米ニューヨーク州で制定される見通しだ。

ニューヨーク韓国人会は昨年12月31日(現地時間)、「ニューヨーク州の上・下院で3月1日を『柳寛順の日』に制定する決議案が上程される予定だ」と明らかにした。「柳寛順の日」制定の決議案は14日にニューヨーク州オールバニの州庁舎で開かれる上・下院合同会議に上程されるとみえる。州上院で民主党のトビー・アン・スタビスキー議員(16選挙区)とジョン・リウ議員(11選挙区)が、州下院では民主党のロン・キム(40選挙区)とエドワード・プロンスタイン議員(26選挙区)が、それぞれ決議案を発議する予定だ。

決議案が採択されれば、ニューヨーク州で毎年3月1日が「柳寛順の日」に制定される。海外州政府の「柳寛順の日」記念日の採択は初めて。ニューヨーク州韓国人社会も、3・1運動100年になる今年に「柳寛順の日」が制定されるよう努めた。ニューヨーク韓国人会側は、「柳寛順の日が制定されれば、3・1運動の歴史的意味と柳烈士の人生を広く伝えることができるだろう」とし、「上・下院合同会議が開かれる歴史的な現場に韓国人たちが訪れる予定だ」と話した。

日本の植民地支配に抵抗した柳烈士の人生は、昨年3月の米紙ニューヨーク・タイムズの報道を通じて米社会でスポットライトが当てられた。同紙は、世界の女性の日110年を迎え、白人男性中心の訃告記事の慣行を脱し、柳烈士など世界の歴史の中で注目に値する女性15人を選定し、追悼訃告を掲載する「見過ごされた女性たち」シリーズを掲載した。同紙は、3・1運動を「韓国民族の団結と日本の植民地支配への抵抗の起爆剤になった」と評価し、柳烈士を「日本の統治に抵抗した韓国の独立活動家」として紹介した。同紙は、1919年の3・1運動が始まった後、梨花(イファ)学堂に通った16歳の柳烈士が、故郷の忠清南道天安(チュンチョンナムド・チョンアン)に行って独立宣言書の複写本と太極旗を住民に配り、独立万歳運動に参加したことと、西大門(ソデムン)刑務所で監獄の苦しみを味わって息を引き取った一生を詳細に紹介した。


朴湧 parky@donga.com