Go to contents

LGの三塁手補強、今オフの最大の焦点

Posted December. 29, 2018 09:24,   

Updated December. 29, 2018 09:24

한국어

今オフのプロ野球で最大の話題は、LGの三塁手だ。

チャ・ミョンソク団長赴任後、LGは三塁手補強のためのトレード作業に総力で取り組んでいる。今までのトレードは、互いのカードを切らないまま「水面下」で行われることが殆どだったが、チャ団長は、公然と三塁手を募集すると宣言し、他球団と積極的にコミュニケーションを取る方法を選んだ。チャ団長は、複数の球団と三者もしくは四者間トレード、自由契約選手(FA)を対象にした「サイン・アンド・トレード」など多様な方法を検討している。サン・アンド・トレードは、FA選手が自由移籍の代わりに元所属球団と再契約を結んだ後、新しいチームに移籍することを言う。FA契約を結べば補償選手を渡さなければならないが、この際は補償選手を渡す必要がなくなる。

だが、いざ緊要なのは中継ぎ投手陣ではないかという声も上がっている。今季LGのリリーフ陣の防御率は5.62でリーグ9位だった。6月にはリーグ2位まで上がった順位が夏を通り過ぎてから8位に転落した背景にはリリーフ陣の乱調も手伝った。抑えのチョン・チャンホンが27セーブを挙げたが、後半戦にはロードがかかり過ぎて防御率が7.04まで跳ね上がった。昨年デビューした以来、初めて二桁セーブ(10回)とホールド(12回)を記録して期待を集めたサイドアーム投手のシン・ジョンラクは、セーブ無しに5ホールドに止まり、勝利方程式の一角を担えるまでにはいかなかった。

これに前半期に13ホールド、防御率5.40を記録し勝利組の一翼を担っていたキム・ジヨンが9月に肘手術を受け、来季までの回復が不透明になったうえ、2016年に28セーブを挙げて好調だった抑えのイム・ジョンウは来年に公益勤務要員としての兵役を控えている。選手補強が切実な状況だ。チャ団長は、「他チームも投手陣はみな難しい状況だ。すぐにトレードなどで補強するのは容易でない」と話した。

チャ団長はシーズン終了後の放出市場で獲得したチャン・ウォンサム(元三星)とシム・スチャン(元ハンファ)に期待をかけている。30代後半の2選手は、1軍と2軍を行き来しながらシーズン中に所属チームと決別した。チャ団長は、「ベテランの二人が、若手投手たちが調子を上げるまでにマウンドで活躍してくれることを期待している」と語った。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com