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「未成年暴力ストップ」夜間外出を禁止する仏都市

「未成年暴力ストップ」夜間外出を禁止する仏都市

Posted December. 27, 2018 09:19,   

Updated December. 27, 2018 09:19

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フランスの地方都市が、年末に相次いでるティーンエイジャーの放火、窃盗、暴力に対応するために、未成年者に限って外出を禁止する制度を導入している。

 

中西部のアンドル=エ=ロワール県ジュエ=レ=トゥールのフレデリック・オジス市長は24日、「最近の一連の事件で安全に不安を感じ、都市が危険になったと心配する住民のために、未成年者の外出禁止措置を執った」とし、「これは、街だけでなく子どもたちのための安全装置」と強調した。

先月初旬から、ジュエ=レ=トゥールで車の防火、未婚女性に対する暴行、窃盗などが発生した。先週末には、ジュエ=レ=トゥールのラビエル地域で2台の車が燃やされた。オジス市長は、車両放火が10代の犯行と推定されると、クリスマスイブの24日から来年1月24日までの1ヵ月間、夜10時から未明6時まで17歳未満の未成年者は親の同伴なく外出することを禁止した。摘発される場合、警官によって強制帰宅措置が執られる。

これに先立ち、フランス北部のノルマンディ地域のウイストルアムとフランス南西部のマルマンドが先月末、未成年者の夜間外出を禁止する措置を執った。マルマンドのダニエル・パンケ市長は、「若者が群れをなし、車両の通行を妨げ、ごみ箱を燃やし、通行する住民を威嚇し、停まっている警察車両を押し倒すなどの行為を続けているが、これは見過ごせない」と17歳未満の夜間外出禁止令を出す理由を説明した。17歳未満の未成年者が親の同伴なく外出して摘発された場合、38ユーロ(約4万8600ウォン)の罰金も科される。

フランスでは年末になると、特別な理由もなく10、20代が停まっている車を壊したり、火をつけることがしばしば起こった。特に今年は先月から始まった「黄色いベスト」デモもあり、ティーンエイジャーの放火、窃盗が頻繁に発生している。


董正民 ditto@donga.com