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「アイアン達人」イ・ジョンミン「ダウンスイングで過度に下半身を使うのは禁物」

「アイアン達人」イ・ジョンミン「ダウンスイングで過度に下半身を使うのは禁物」

Posted December. 22, 2018 08:44,   

Updated December. 22, 2018 08:44

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イ・ジョンミン(26=ハンファQセルズ、写真)は2010年に韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーにデビューして以来、9シーズンの間、通算8勝を挙げた。コンスタントに上位成績を維持している秘訣として「名品」と称賛されるアイアンショットが挙げられる。

80%に近い高いパーオン率を誇るイ・ジョンミンは、今年9月のハンファ・クラシックで公式戦初のホールインワンを達成し、1億ウォン相当の供給セダンまで獲得した。イ・ジョンミンは、当時のことを思い浮かべながら「158メートル距離で6番アイアンを持った。逆光が強くてボールが入るのを目で確かめることはできなかったが、当たる瞬間鮮やかに当たる感覚があったので、ピンに寄せているとばかり思った」と笑った。

「アイアン達人」と呼ばれるイ・ジョンミンは、基本を強調した。「正確で安定したショットを打つためには、角度が重要だ」と言った。アドレスの時の背骨の角度をバックスイングからダウンスイング、フィニッシュするまでしっかり維持することで、一貫性のある結果を得ることができるという。イ・ジョンミンは、「バックスイングは自分の柔軟性の範囲内でクラブを持ち上げるべきだ。強く打とうとして体の軸が乱れてはいけない」と話した。

ダウンスイングで過度に下半身を使うのは禁物だと言う。「筋力が弱い女子選手や週末ゴルファーがスイングをするとき、下半身を使い過ぎるとタイミングを合わせ難くなり、大きなミスが出やすい。また無理に距離を見下ろそうとすると、上半身が起き上がったりヘッドアップになって正確なインパクトを妨げる」。

フォロースルーはできるだけ体の寄せることに集中する。イ・ジョンミンは、「強く打とうとすると意識的に腕が体から遠くなりがちだ。過度なインサイド・アウト軌道のスイングはフックが出たり、むしろ右へ曲がるプッシュスライスになる可能性がある。これを防ぐためには、手が太もも近くから離れないようにするべきだ」とアドバイスした。

コ・ドクホ・プロは、イ・ジョンミンのアイアンショットについて「簡潔で胴体を使って正確に打つ感じだ。バックスイングの大きさが適当で、脇につけた状態で肩や骨盤をうまく使っている」とし、「女子選手にしては珍しく、ダウンブローを打って硬めのグリーンでもボールうまく止まらせているし、バックスピンも良い」と分析した。

イ・ジョンミンは来年の新シーズンにはミズノの「JPX919ツアー」アイアンを使う。2015年からミズノのアイアンを使い込んでいるイ・ジョンミンは、「普段から鋭くて

ミズノのフィッティング専門家は、「JPX919ツアー・アイアンはツアー選手たちのフィードバックを積極的に受け入れて設計したので、人気が高い」と説明した。

先週のKLPGAツアー・2019シーズン開幕戦「暁星(ヒョソン)選手権」でトップ10入りしたイ・ジョンミンは、新年は海外での冬季練習を皮切りに10回目のシーズンに向けて本格的な準備に入る。


金鍾錫 kjs0123@donga.com