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故ブッシュ氏の国葬、最後の道は「4141特別列車」とともに

故ブッシュ氏の国葬、最後の道は「4141特別列車」とともに

Posted December. 08, 2018 07:34,   

Updated December. 08, 2018 07:34

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6日午後3時45分(現地時間)、米テキサス州カレッジステーション。駅前に集まった市民は「4141号」特別列車が停車すると、熱い拍手と歓声を送った。

先月30日に死去したジョージ・H・W・ブッシュ元大統領の最後の道を共にしたこの特別列車は、2005年、鉄道会社ユニオン・パシフィックが第41代大統領である故人を称えるために「4141」という数字を付けて献呈したのだ。大統領専用機「エアフォースワン」と同じ水色と白色に塗られ、「鉄道のエアフォースワン」と呼ばれる。子供の頃に汽車旅行を楽しんだブッシュ氏は特別列車献呈式で、「大統領在任中にこの列車があったなら、エアフォースワンより列車を多く利用しただろう」と愛情を示した。

冷戦を終焉させ、「パックス・アメリカーナ」時代を開いたブッシュ氏が同日午後、テキサスA&M大学のブッシュ図書館・記念館の敷地内に埋葬された。今年、先に亡くなった夫人のバーバラ氏と1953年に3歳で亡くなった娘ロビンさんのそばで永遠に眠ることになった。

同日午前、テキサス州ヒューストンの聖マーティン聖公会で葬儀が終わった後、4141号特別列車は午後1時頃、12両の特別列車にブッシュ氏の棺と遺族を乗せて出発した。星条旗で覆われた棺が乗せられた6号車の両側の壁には大きなガラス窓がつけられ、市民が棺を見ることができるようにした。米紙ワシントン・ポストによると、米大統領の葬儀に葬儀列車が使われたのは8回目で、アイゼンハワー元大統領の葬儀以来49年ぶり。

列車が埋葬地付近のカレッジステーションまで約70マイル(約113キロ)を走る間、市民数千人が線路に集まって、手に星条旗を持って振った。子供たちは列車に向かって「サンキュー」と書かれた紙を掲げた。過去、空軍に服務したという50代のテキサスの住民は、同紙に、「軍人だった期、彼は私の人生の一部だった。尊敬の心を伝えたくて来た」と話した。一部の市民は、線路にコインを置き、列車が通過してひしゃげたコインを記念にした。列車は村を通過する時はスピードを落とし、見送りに来た市民に配慮した。

カレッジステーションに到着したブッシュ氏の棺は、駅からブッシュ図書館の正門まで両サイドに並ぶ士官候補生2100人の見送りを受けた。米海軍は、海軍操縦士だった故人を称え、海軍戦闘機21機を動員して故人を追悼する低空飛行をし、礼砲21発を放った。


ウィ・ウンジ記者 wizi@donga.com