Go to contents

LPGA史上初、ジュタヌガーンが個人タイトルを席巻

LPGA史上初、ジュタヌガーンが個人タイトルを席巻

Posted November. 20, 2018 09:07,   

Updated November. 20, 2018 09:07

한국어

5つのトロフィーを並べてカメラの前に立った彼女は顔に満面の笑みをたたえた。その隣には100ドル札1万枚がぎっしり詰め込まれた箱が置かれていた。2018シーズンの米女子ツアー(LPGA)を自身の独壇場にしたアリヤ・ジュタヌガーン(23=タイ)だった。

ジュタヌガーンは19日、CMEグループ・ツアー選手権を最後に幕を閉じた今季のLPGAツアーで、ありとあらゆる賞を席巻した。いち早く年間最優秀選手賞と賞金王、5大メジャー戦で最高成績を挙げた選手に贈られるアニカ・メジャーアワードを確定していた。また、今大会を5位タイ(12アンダー)で終え、CMEグラブポイント1位に贈られるトロフィーとともに100万ドル(約11億3000万ウォン)のボーナスを確保している。最少ストローク1位に贈られるベアートロフィーまで手にした。トップ10入り最多記録者(17回)に贈られる10万ドルのボーナスも獲得した。LPGAツアーは、ジュタヌガーンの全冠達成は前例のないことだと称賛した。

ジュタヌガーンは2016年に3冠を達成しているが、当時ベアートロフィーは田仁智(チョン・インジ)が獲得した。

世界ランキング1位のジュタヌガーンは、今季に3度優勝を果たし、最多勝利は朴城炫(パク・ソンヒョン)と並んだ。今年、ジュタヌガーンは470回のバーディーを記録し、シーズン57ラウンドで60台のスコアを残した。二人ともツアー史上最多記録だ。

ジュタヌガーンは「今日は本当に自分が誇りに思える」と言い、「まだ改善すべき課題が多い。今年はいつも自分と良く会話しようと努めたのだが、半分くらいはうまく行ったと思う。来年は100%を目標にしたい」と語った。

一時は気が小さいとも言われたジュタヌガーンだが、心理専門の相談チーム「ビジョン54」のサポートを受けて、強いメンタルを身につけた。プレッシャーを感じると興奮してスイングのテンポが速まる癖を直そうと、ショットを打つ前にわざと笑みを浮かべるなどマインドコントロールに集中してからフィールドを制した。韓国料理と韓流文化を楽しむジュタヌガーンだが、合間を縫って恵まれない子供のための教育プログラムや医療活動などに寄付し、タイの国民的英雄になっている。

一方、シーズン最終戦は18アンダーを記録したレキシー・トンプソン(米国)が優勝を飾った。

昨年に合計15勝を挙げた韓国勢は、今年は9勝を合作し、4年連続で最多優勝国になった。


金鍾錫 kjs0123@donga.com