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英・EUの離脱合意書、早ければ月末にも署名へ

英・EUの離脱合意書、早ければ月末にも署名へ

Posted November. 16, 2018 08:17,   

Updated November. 16, 2018 08:17

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欧州連合(EU)と英国がブレグジット(EU離脱)を巡る交渉を締めくくり、合意書署名の手続きに突入した。EU離脱交渉をリードしてきたミシェル・バルニエEU側首席代表は14日、ベルギーのブリュッセルで記者会見し、「双方の交渉は妥結に向けて進展があった」と話した。ジャン・クロード・ユンケル欧州委員会委員長は同日、英国を除いた27の加盟国にEU離脱交渉の締めくくりを知らせる書簡を送った。27の加盟国は、25日頃の開催が予想される特別首脳会議で‘合意書の承認の可否を決める。

英国も14日、メイ首相の主催で5時間を超える特別閣議で離脱協定素案に対する支持を確認した。これで双方は、早ければ今月末にも離脱協定に署名し、EU離脱後の未来の関係についての政治宣言を発表するとみられる。

この日公開された585ページにわたる素案によると、英国はEUとのいわゆる「離婚合意金」と呼ばれた財政寄与金として約450億ユーロ(約57兆ウォン)を数年にわたってEUに収めることにした。来年3月30日から2020年末までを転換期と設定したが、この期間中に英国はEUの制度と規定に従わなければならないが、EUの意思決定には参加できない。アイルランドと英国領土の北アイルランド間の国境問題については、全国に期限付きでEU関税同盟に残留させ、2020年7月にこの問題を改めて議論することにした。

合意はなされたが、険しい議会の批准が残っている。EUよりは英国内の事情が不透明だ。英政府は、12月初めに議会に最終的な合意文書を提出するとみられるが、その前に合意に不満を抱いている保守党内の強硬論者たちの反発を静めなけれればならない。保守党の一部議員は16日にもメイ首相に対する不信任投票を求める可能性もある。


董正民 ditto@donga.com