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FCソウル、降格回避で運命の一戦

Posted November. 09, 2018 07:36,   

Updated November. 09, 2018 07:36

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「降格は想像もしなかった言葉だ。これ以上下がる場所はない」

全南(チョンナム)とのプロサッカーKリーグ1(1部)試合を控えた「ワシ」崔龍洙(チェ・ヨンス)FCソウル監督(45)の言葉には悲壮感が漂う。クラブ創設以来初めてスプリット(7~12位)に転落したソウルが、12試合連続の未勝利(5分け7敗)の不振に陥り、「降格回避」のために格闘しているからだ。崔監督は、「ソウルは常に上(優勝争い)だけを見ていたチームなので、降格への心配なんてしたことがない」と厳しい足元を見つめ直した。

8日現在、Kリーグ1で9位につけているソウル(勝ち点37)にとって11日の全南(チョンナム)戦は、チームの死活がかかった一戦だ。各チームが3試合ずつを残している中、ソウルは尚州(サンジュ=10位、勝ち点36)、仁川(インチョン=11位、勝ち点33)、全南(12位、勝ち点32)と降格を回避するための死闘を強いられている。最下位(12位)は自動的に2部リーグ降格となり、11位は2部リーグのプレーオフ勝者と昇降プレーオフを行う。

ソウルは、11日の全南戦で敗れ、尚州と仁川が勝利する場合、10位に後退し、降格回避を保証できなくなる。半面、10日に仁川が江原(カンウォン)に敗れてソウルが全南を下せば、ソウルの1部残留は確定する。崔監督就任後も2分け1敗と勝利がないソウルは、全南戦で雰囲気を変える転機にしたいところだ。崔監督は「失敗とミスの中から多くのことを学ぶことができれば、チームが変化する瞬間を迎えるだろう。全南戦が転機になることを望む」と話した。

ソウルはベテランFW朴主永(パク・ジュヨン=33)がチームを危機から救う「一発」を見せることを期待している。崔監督は、「朴主永は選手たちとのコミュニケーションを通じて、チームに肯定的なエネルギーを吹き込んでいる。長年の経験か育まれた試合を読む目で相手守備に多くの負担を与えることを望む」と話した。


鄭允喆 trigger@donga.com