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モウリーニョ監督の挑発セレモニー

Posted November. 09, 2018 07:37,   

Updated November. 09, 2018 07:37

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8日、イタリア・トリノのアリアンツ・スタジアムで行われたマンチェスター・ユナイテッド(マンU、イングランド)とユベントス(イタリア)のサッカー欧州チャンピオンズリーグ(CL)H組第4節戦。マンUが2-1で劇的に逆転勝ちし、ジョゼ・モウリーニョ監督(55)がグラウンドに駆け出した。笑って右手を耳にあてた。ユベントスのファンに向かって「もう一度やってみろ」と挑発するジェスチャーだった。

最近、欧州サッカーでモウリーニョ氏が話題を集めている。試合が終わる度にモウリーニョ氏が奇行に出る。今度は観衆に「ブーイングはもっと大きくしろ」と挑発するセレモニーが俎上に上った。

モウリーニョ氏を見ていたユベントスの選手たちは激しく抗議した。モウリーニョ氏はジェスチャーを続け、険悪なムードの中、グラウンドを後にした。モウリーニョ氏はまもなく開かれたインタビューで、「私は家族を含め90分間、(観衆に)侮辱された」と挑発の理由を明らかにした。

同日の状況は、先月20日のチェルシーとのイングランドプレミアリーグ(EPL)第9節の試合の直後と妙に重なり、注目された。当時、チェルシーのコーチ陣の1人が、チームが後半のアディショナルタイムで劇的に同点ゴール(2-2)を決めると、モウリーニョ氏がいるベンチに走って行き、挑発的なセレモニーをした。腹が立ったモウリーニョ氏が激しく抗議し、グラウンドを出て観衆に向かって3本指を立てた。過去、チェルシーの指令塔時代にリーグ優勝カップを3度手にした自分を尊重してほしいという意味だった。

モウリーニョ氏は今シーズンで、風が静まる日のないマンUの監督3年目。シーズン序盤の成績不振で交代説が流れ、チームのエースのポール・ポグバ(25)との不和説にも苦しんだ。モウリーニョ氏は試合の外でも多くの話題を作った。インタビュー会場で記者の質問に怒って席を立って出て行くこともあった。先月7日のニューカッスル戦では、劇的な勝利(3-2)の後、自分に向けられたカメラの前でブツブツ言ったことが災いとなった。イングランドサッカー協会(FA)は、「ポルトガル語で悪口を言った」とし、モウリーニョ氏を規律委員会に訴えた。英メディアは、常連客のようにモウリーニョ氏の奇行を報じた。

騒動はあったものの、マンUは同日の勝利で2勝(1敗1引分け)で組2位の座を守った。マンUはスティアーノ・ロナウド(33)に先制ゴールを許し、終盤まで苦戦したが、後半に投入されたフアン・マタのフリーキックの同点ゴール(後半41分)と後半のアディショナルタイムでの相手のディフェンス選手のオウンゴールもあって勝利した。マンUは、リーグ戦を含め最近の3試合すべてで勝利し、シーズン序盤の沈んだムードを徐々に上げている。


金在亨 monami@donga.com