Go to contents

82年前の永登浦の小麦粉工場が文化空間に変身

82年前の永登浦の小麦粉工場が文化空間に変身

Posted November. 07, 2018 07:21,   

Updated November. 07, 2018 07:21

한국어

日本植民地時代に建てられた小麦粉工場で、ソウル永登浦文来洞(ヨンドゥンポグ・ムンレドン)にある「テソン製粉」が、来年8月に展示と公演スペース、商店などが入居する複合文化空間に生まれ変わる。

ソウル市は6日、テソン製粉の永登浦工場を複合文化空間にする都市再生構想案を発表し、宣言式を開いた。宣言式には朴元淳(パク・ウォンス)ンソウル市長とチョン・ソンテク・テソン製粉代表取締役など300人余りが出席した。

テソン製粉の永登浦工場は、1936年に建てられた小麦粉工場で、外観と内部構造共に当時の姿を完全にとどめている。1万8963平方メートルの敷地に穀物貯蔵倉庫、製粉工場、木材倉庫など23棟が建設される膨大な規模となる。現在は、2013年に工場が忠清南道牙山(チュンチョンナムド・アサン)に移転して廃工場として残っている。

今回の都市再生事業では既存の工場の建物を最大限に活用する計画だと、ソウル市は明らかにした。大型倉庫はレストランとギャラリーカフェに、木材倉庫は内部の複数の柱を活用して林のように飾って眺望が可能なスペースとして造成する計画だ。ソウル市は、テソン製粉工場周辺の歩行環境を整備する。ソウル市の関係者は、「閉鎖された火力発電所から世界最大規模の現代美術館になったロンドンの『テート・モダン(Tate Modern)』のような地域経済の文化インフラになる」と語った。


キム・イェユン記者 yeah@donga.com