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114年ぶりに市民のもとに戻った龍山米軍基地

114年ぶりに市民のもとに戻った龍山米軍基地

Posted November. 03, 2018 09:08,   

Updated November. 03, 2018 09:08

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ソウル龍山(ヨンサン)米軍基地が民間に開放される。日本軍と米軍の駐屯地として使われて114年ぶりだ。

金賢美(キム・ヒョンミ)国土交通部長官は2日、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長らと共に試験的に行った「龍山基地バスツアー」で、「龍山基地は今後、大韓民国初の国家公園に生まれ変わる」とし、「国民が龍山公園を直接見て回る機会が必要であり、今回のバスツアーを始めることにした」と述べた。

龍山基地は、日露戦争があった1904年、日本が朝鮮駐箚軍司令部の駐屯地とした場所だ。光復(解放)後に米軍の駐屯地になり、韓国戦争直後には32万人を超える米軍兵が駐留した。このため100年以上民間人の出入りが統制され、韓国人にはソウルの中心にある「禁断の地」になった。

国土部とソウル市は年末までバスツアーを5回行い、来年からは週1回に回数を増やす予定だ。

今月行う3回のツアーは、龍山地域の住民と龍山公園専門家を対象にするため、参加申し込みを受け付けない。一般人は12月7日と14日に行われる2度のツアーに参加することができる。1回の人数は38人。今月12~20日に龍山文化院(www.ysac.or.kr)のホームページと電話(02-703-0052)で申し込める。先着順で参加者を募る。費用は無料。

ツアーは、バスに乗って龍山基地14番ゲートに入り、SPバンカー→121病院→衛戍監獄→屯之山(トゥンジサン)頂上→在韓米軍司令部→韓米合同軍事業務団→旧日本軍兵器支廠→ドラゴンヒルホテルに移動する。121病院は、第2代朝鮮総督の長谷川好道が作った朝鮮総督の官邸があった場所に建てられた。衛戍監獄は、国内に残る唯一の日本軍の監獄だ。

政府は、龍山公園の建設後もこれらの建物を文化施設として活用することを検討している。龍山公園は国民の意見を聴いて開発計画を確定する。


朴在明 jmpark@donga.com