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「西洋画の第1世代」李壽億画伯の生誕100周年で記念展

「西洋画の第1世代」李壽億画伯の生誕100周年で記念展

Posted November. 02, 2018 08:30,   

Updated November. 02, 2018 08:30

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第1世代の西洋画家李壽億(イ・スオク) 画伯(1918~1990)の生誕100周年を記念する展示会が開かれる。

14日からソウル鍾路区仁寺洞(チョンノグ・インサドン)にある耕仁(キョンイン)美術館で開かれる「李壽億生誕100周年記念展」は、1950年代から1980年代まで、李画伯の代表作を振り返る。1918年に咸鏡南道咸州郡宣德面(ハムギョンナムド・ハムジュグン・ソンドクミョン)で生まれた李画伯は1942年に東京帝国美術学校を卒業して韓国に帰国後、韓国戦争時に、国防部従軍画家団員に参加した。

1950年代には珍しい戦争を描いた「廃墟のソウル」(1952年)、「6・25動乱」(1954年)がよく知られている。実状は悲惨なものだったにもかかわらず、キュービズム風に色とりどりに表現された戦争の風景は、日本から歪曲された洋画を輸入して表面的な描写に止まらざるを得なかった韓国画壇の限界もそのまま盛り込んでいる。当時、李画伯は米軍のPXで朴壽根(パク・スグン)画伯と一緒に肖像画を描いて生計を立てた。戦争が終わった後大韓民国美術展覧会(国展)に出品して入選し、1970年末からは審査員としても活動した。

今回の展示は、国立現代美術館などが所蔵する代表作をはじめとする作品70点余りを披露する予定だ。展示を企画した李画伯の娘イ・ミョンヒ氏は「李画伯が人々の記憶から忘れ去られる前に再照明されることを望む」と語った。20日まで。


金民 kimmin@donga.com