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欧州歴訪中の安倍首相、靖国神社に供物奉納

欧州歴訪中の安倍首相、靖国神社に供物奉納

Posted October. 18, 2018 08:51,   

Updated October. 18, 2018 08:51

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欧州を歴訪中の安倍晋三(写真)首相が17日午前、東京靖国神社に供物を奉納。

安倍首相は、20日まで続くこの神社の秋季例大祭の初日である同日、「内閣総理大臣安倍晋三」名義で「真榊」と呼ばれるものを奉納した。真榊は、神社の祭壇に捧げるサカキの植木鉢である。

菅義偉官房長官は同日の定例ブリーフィングで、記者たちが首相の供物奉納について質問すると、「個人としての行動だ」と主張し、「政府が見解を述べる性質のことではない」と語った。

2012年12月に2度目に首相に就任した安倍首相は、その翌年12月に靖国神社を参拝して韓国、中国などの国際社会から批判を受けている。その後毎年、神社の春、秋の大祭には参拝の代わりに真榊を、第二次世界大戦の敗戦日である毎年8月15日は「玉串」(トネリコの枝に白い紙をつけたもの)を供物として神社に送っている。

靖国神社には、近代日本が起こした大小の戦争で「天皇」のために戦って亡くなった246万6000人が合祀されている。1978年に神社側がここに東条英機元首相をはじめとする太平洋戦争のA級戦犯14人を合祀後は、1926~1989年に在位した昭和天皇はもとより、現在の明仁天皇も参拝したことが一度もない。

朝日新聞によると、同日、大島理森衆議院議長と伊達忠一参議院議長、閣僚の中では根本匠厚生労働相が靖国神社に真榊を奉納した。


徐永娥 sya@donga.com