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韓国系デザイナーのユナ・ヤン氏、国連講演会で「聖水洞靴職人」の紹介し支援を表明

韓国系デザイナーのユナ・ヤン氏、国連講演会で「聖水洞靴職人」の紹介し支援を表明

Posted October. 06, 2018 08:56,   

Updated October. 06, 2018 08:56

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「ソウルで靴を作る職人たちが生存のために全力を尽くしているというニュースを新聞で読んで、彼らのために何かしなければと思いました」

第73回国連総会一般討論の最後日である1日(現地時間)、米ニューヨーク国連本部の外交官レストランで「持続可能な開発目標を達成するための創意経済の潜在力発現」をテーマにした発表会が開かれた。ニューヨークで活動する韓国系デザイナー、ユナ・ヤン氏(40・写真)は、同日講演に出て、70人余りの国連外交官の前で10分間演説しながら、ソウル聖水洞(ソンスドン)にある靴職人たちの事例を紹介した。

ユナ氏はこの席で「KOTRAと一緒に、ソウルの靴やアクセサリー職人たちを支援するプロジェクトを推進している」と明らかにした。イタリアのミラノ、英国ロンドン、米国ニューヨークのファッション業界で勉強して働きながら学んだ経験を活かして、ソウルの靴職人たちがデザインと品質の面で、世界市場に通用する高品質の製品を作ることができるように支援する計画だ。KOTRAは、この製品の物流と輸出を支援する。

聖水洞職人プロジェクトのアイデアは、日本三越百貨店グループが日本の職人たちを支援するために開発した独自のブランド「No.21」を、東京伊勢丹百貨店の店舗で販売した事例から着目した。ユナ氏は、「ファッション業界では韓国をよく製造国と考えているが、このプロジェクトを通じて自分の祖国が高品質のデザインを生み出す国であることを証明したい」と語った。

ニューヨークが世界4大ファッション都市の評判を維持できる原動力は、衣類工場、生地供給業者、デザイナーたちのコラボレーションだと、ユナ氏は説明した。ユナ氏は、「私のコレクションの90%は、ニューヨーク・マンハッタンの『ガーメントディストリクト』で作られる。下請け会社、供給業者と一緒に成長して同じ家族になった」と誇らしげに語った。それとともに「イタリア・ミラノで留学し、ファッション業界で働きながら、ファッションデザイナーたちが地域社会の職人たちを尊重し、地域経済を活性化させる方法を学んだ」と説明した。

自分の名前をブランド(YUNA YANG)にしたユナ氏は、春と秋に二度行われるニューヨークファッションウィークに18回参加したベテランデザイナーだ。スタートは容易ではなかった。彼女は「ニューヨークで初めてファッションビジネスを始めたとき、移民に来た若い女性という痛い視線を何度も経験した。そうするほど、服を通じて自分の声を出そうと努力した」と語った。


朴湧 parky@donga.com