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ツール・ド・コリア018スペシャルが7日開幕、南北和解ムードを受け国境沿い都市216キロを走る

ツール・ド・コリア018スペシャルが7日開幕、南北和解ムードを受け国境沿い都市216キロを走る

Posted October. 05, 2018 08:32,   

Updated October. 05, 2018 08:32

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国内のマスターズ・ロードサイクルの王者を争う「ツール・ド・コリア2018スペシャル」が7日、出発の銃声を鳴らす。今大会は韓半島の平和と和解ムードの中で南北スポーツ交流の活性化を祈願する特別な意味を込められた。

国民体育振興公団と東亜(トンア)日報が共同主催する今大会は、江原道高城(カンウォンド・コソン=7日)、江原道華川(ファチョン=8日)、京畿道坡州(キョンギド・パジュ=9日)を経て約216キロを走る。

今年で12回目を迎えるツール・ド・コリア2018スペシャルには大韓自転車連盟が主催する5回にわたる予選(マスターズ・サイクリング・ツアー)を突破した20チームの約170選手が出場する。国際サイクル連盟(UCI)主催の国際大会と同じ水準の競技運営が行われるため、サイクリング愛好者の間では「夢の大会」と呼ばれる。国内のサイクル愛好者大会としては最高額の賞金である2000万ウォンがかかっている。また今年から初めて区間完走者を対象に、女子優勝者、最年長、最年少などに特別賞が贈られる。

今大会は南北間のスポール交流で韓半島に平和と統一の風を巻き起こすという趣旨から、民間人統制戦周辺地域で開催される。高城と坡州など非武装地帯(DMZ)沿いの都市を拠点都市に選定したのも同じ理由だ。初日に高城で開催される1区間の出発、到着地は高城郡の統一展望台だ。3日目に坡州で開催される3区間は臨津閣(イムジンガク)を出発して臨津閣に戻る。

注目すべき参加者もいる。キム・ドンファンさん(55)とキム・ジョンウさん(25=以上チーム・プロサイクル)は唯一の親子選手だ。ワッツレーシングチームの選手たちは、出場する6選手のうち4人が米国とモンゴルから参加する外国人選手だ。チェ・ジュンヨンさん(オーバーペース)は2001年12月15日生まれで、出場選手のうち最年少だ。釜山(プサン)と光州(クァンジュ)を縁故とするフェルトプサン(FELT BUSAN)とチーム・アエロ(TEAM AERO)のレーシングにも注目が集まる。

今大会は全レースが無線データー網(LTE)を通じて実況中継される。大会のホームページとユーチューブ、ネイバー、フェイスブックなどを通じてリアルタイムで視聴できる。スポーツ専門ケーブルチャンネル「SPOTV+」も生中継される。

チョ・ジェギ公団理事長は、「今年の大会は最近南北間のスポーツ交流の活性化の流れを維持するため、DMZを中心にした国境沿いの地域を拠点自治体に選定し、民間人統制線をつなぐコースを開発した。自転車文化の拡大を通じて健康な大韓民国を作っていくのに貢献したい」と話した。


李憲宰 uni@donga.com