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ソウル中高校の髪の長さの制限をなくす

Posted September. 28, 2018 08:33,   

Updated September. 28, 2018 08:33

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来年2学期から、中学や高校の校門で「耳下から○センチ」という規定に基づいて生徒の頭髪を取り締まっていた風景は、ソウルから完全に消える。気ままに髪を伸ばすことができる上、染色やパーマも今より自由にできる。

ソウル市の曺喜昖(チョ・ヒヨン)教育監はこのような内容を盛り込んだ「ソウル生徒の頭髪自由化宣言」を27日発表した。曺教育監は、「頭髪の長さで教師と生徒が対立する時代は終えなければならない。(染色やパーマなどの)頭髪状態も生徒の自律に任せなければならない」とし、「来年上半期(1〜6月)まで学校が独自に公論化を進めて頭髪規定を改正してほしい」と語った。変わった頭髪規定は来年2学期から適用される。

今回の宣言は、「生徒の頭髪を規制してはならない」と明示したソウル生徒人権条例の後続措置だ。条例は2012年に制定されたが、義務規定ではなく、頭髪規定の改正は各学校長の権限である。現在、ソウルの中学高校709校のうち597校(84.2%)は、髪の長さを規制していない。今回の宣言を機に、ソウルのすべての中学高校から髪の長さの制限がなくなると見られる。過去と違って、髪の長さの自由化を巡る社会的コンセンサスが高いからだ。ただ、染色やパーマまで許容する学校がどれぐらい出るかはまだ分からない。髪の長さと違って、多くの学校が染色やパーマは禁止している。曺教育監は、「(染色やパーマは)社会的合意レベルが低く、各学校が構成員の合意を経て、染色やパーマを規制すればこれを受け入れたい」とし、「学校が一方的に決めるよりは、討論と協議を経て規制すればと思う」と語った。

体に密着するデザインと小さなサイズのため、「現代版コルセット」と呼ばれた制服は、デザインや団体購入などの準備時間が必要なため、2020年度の1学期から着心地の良い制服に変わる。制服改善の公論化を進めている市教育庁は、来月6日に生徒討論会、11月に市民討論会を経て、今年中に「制服改善ガイドライン」を確定する計画だ。各学校はこのガイドラインに沿って、来年上半期に制服をどのように変えるかを最終決定する。


金鎬卿 kimhk@donga.com