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南北、来年4月に鉄原で初の共同遺骨発掘

南北、来年4月に鉄原で初の共同遺骨発掘

Posted September. 20, 2018 08:27,   

Updated September. 20, 2018 08:27

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19日に採択された「板門店宣言における軍事分野での履行合意書」には、南北が1953年の停戦協定以降初めて韓国戦争での戦死者の遺骨発掘を共同で行うという内容も盛り込まれている。

南北はまず、江原道鉄原郡(カンウォンド・チョルウォングン)の非武装地帯(DMZ)内の「矢頭(Arrowhead)高地」を試験的な発掘地域に決めた。矢頭高地は韓国戦争当時、国連軍として参戦したフランス軍と中共軍、韓国軍と中共軍が激突した代表的激戦地だ。国防部はここに、国軍遺骨200人あまりと米軍及びフランス軍の遺骨100人の計300人が埋もれていると推定されている。国防部の当局者は、「(試験的発掘地域の選定は)南北がともに割合アプローチしやすいことと戦死者の遺骨が多いと推定されることなどを総合的に考慮した」と話した。国防部は、DMZ内の遺骨共同発掘合意は板門店宣言だけでなく、米朝首脳が米軍遺骨の収拾と送還を約束した6月のシンガポールでの「セントーサ合意」を同時に実施する意味もあると自己評価した。

南北は、安全な遺骨発掘のために来月から二ヶ月間、該当地域に埋設された地雷や爆発物の除去に乗り出す。続いて、今年末までに発掘地域に向かう幅12メートルの道路も建設する。


孫孝珠 hjson@donga.com