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「即興的でクリエイティブな音楽を作り出せた」 鄭京和がピアニストのチョ・ソンジンとのデュオコンサートに満足感

「即興的でクリエイティブな音楽を作り出せた」 鄭京和がピアニストのチョ・ソンジンとのデュオコンサートに満足感

Posted September. 11, 2018 07:43,   

Updated September. 11, 2018 07:43

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「とても素晴らしい出会いでした。一緒に舞台の上で即興的でクリエイティブな音楽を作り出すことができました。おかげであのような演奏ができた私は、本当に幸せな人間です」(鄭京和)

韓国を代表する第1世代バイオリニスト鄭京和(チョン・ギョンファ、70)は、10日に開かれたデュオコンサートの懇談会で協演者のピアニストのチョ・ソンジン(24)について「一つを教えると10を理解する。音楽的な鋭敏さは生まれ持ったものだ」と賞賛を惜しまなかった。1日から全国ツアー公演に出た二人は、12日、ソウル瑞草区(ソチョグ)にある芸術の殿堂で開かれる芸術の殿堂30周年記念公演を控えている。2012年、ピアニストの選定に厳しい鄭京和が、当時高校生だったチョ・ソンジンを抜擢して一緒に舞台に上がってから、6年ぶりのことだ。

毎回違う形で演奏する鄭京和の共演スタイルについて、チョ・ソンジンも「あるピアニストは嫌だと言うかもしれないが、私は同じことが嫌いだ。おもしろくて貴重な、本当に貴重な時間だ」と語った。2015年、ショパン国際コンクールで優勝して注目を集めたチョ・ソンジンにとって、1970年代から世界の舞台で活動してきた鄭京和は遥か年上の先輩であり先生である。

音楽への愛は同じだが、実は普段の二人の性格は正反対に近い。情熱的な鄭京和とは違って、チョ・ソンジンは静穏で落ち着いている。練習中に談笑を交わしたが、「今まで一度も大声を出して怒ったことがない」というチョ・ソンジンの話を聞いた鄭京和は大変驚いたという。

「舞台を選ぶときの重要な基準は、何をすべきかということより、何をしてはならないかを知ることです。私がしたくなかったり、してはいけないと思ったことは、大変言い出しにくかったですけど、断ろうとしましたね。今まで大きな事故なくうまくやってきたと思います」(チョ・ソンジン)

二人が呼吸を合わせたプログラムは、シューマン、ベートーベン、フランクのヴァイオリン・ソナタだ。鄭京和は、「ソンジンは若い。しかしながら絶対、全く幼くない」とし、「彼を見れば、音楽的な成熟さは年齢とは関係がないことを感じる。これから残りの共演も本当に楽しみだ」と語った。12日午後8時。3万~12万ウォン。お問い合わせは02-580-1300まで。


趙允卿 yunique@donga.com