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習近平主席9・9節に訪朝か、中国内では米国との関係悪化を懸念する声も

習近平主席9・9節に訪朝か、中国内では米国との関係悪化を懸念する声も

Posted August. 29, 2018 08:14,   

Updated August. 29, 2018 08:14

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中国の習近平国家主席が、北朝鮮政権樹立70周年を受け、来月9日に北朝鮮を訪れて「9・9節」記念軍事パレードを参観するか注目される中、中国内で訪朝の危険性を警告する声が出ているという。北京の外交関係者の間では、「9・9節軍事パレードに常務委員(最高指導部)を送り、来月中に習主席が北朝鮮を訪問する」という予想も出ている。

中国の消息筋によると、中国内の専門家たちは政府に「中朝関係の完全な回復と強化のために習主席が9・9節に訪朝する必要がある」と主張する一方で、懸念する声もある。まず、米国の気分を害する可能性がある新しい兵器が軍事パレードに登場するかも知れない状況で、習氏の軍事パレード参観は危険ということだ。習氏が軍事パレードを参観すれば、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の隣に並んで立つことは有力で、中朝が米国に共同で対応するという強い印象を与えかねない。習氏の訪朝は中朝関係の強化が目的なので、正恩氏が求めてきた中朝経済協力、大規模支援などのプレゼントは避けられない。一部の中国専門家たちは、米朝非核化協議の膠着で国連安全保障理事会の北朝鮮に対する制裁が維持される状況で、中朝経済協力が再開になれば、中国が制裁を先に緩和したという信号を与え、国際社会の中国不信が強まる恐れがあると憂慮した。

正恩氏の今年の3回目の訪中では国賓として接待し、正恩氏の招請で習氏が答礼訪問をするため、習氏が軍事パレードを参観する他の首脳たちと同じ待遇を受けることは格に合わないという指摘もあるという。一部の専門家たちは、習氏の訪朝が結果的に正恩氏の最大規模の軍事パレードの誇示に利用され、トランプ米大統領の非難を買いかねないと懸念する。

一方、中国政府はまだ習氏が訪朝するかどうか韓国政府に知らせていないという。外交筋は、「習主席の外国訪問は普通7日前、常務委員は5日前に発表し、その前に関連国に通知するので、習主席が9・9節に北朝鮮を訪問するなら、今月末から来月初めに訪朝の有無を確認できるだろう」と話した。


尹完準 zeitung@donga.com