Go to contents

集賢殿学士と明の使者が競った37本の詩が国宝になる

集賢殿学士と明の使者が競った37本の詩が国宝になる

Posted August. 24, 2018 09:35,   

Updated August. 24, 2018 09:35

한국어

集賢殿学士の鄭麟趾(チョン・インジ)、申叔舟(シン・スクジュ)、成三問(ソン・サムムン)など、15世紀の朝鮮最高の文人たちが明の使者と交わした詩を盛り込んだ「奉仕朝鮮唱和時巻」が国宝に指定される。

文化財庁は23日、「『奉使朝鮮倡和詩卷・宝物第1404号)』と安平(アンピョン)大君が主導して作った『匪懈堂瀟湘八景詩帖・宝物第1405号)』を国宝に指定予告する」と明らかにした。

奉仕朝鮮唱和時巻は、世宗(セジョン)時代だった1450年、明の景帝の使者として朝鮮を訪れた倪謙(1415~1479)と集賢殿の学士たちが文学レベルを競いながら書いた詩37本が収録されている。もともとは本の形であったが、清の時代に16メートルの長さの巻物に作り直された。1958年頃に韓国国内に入ってきた後、澗松・全鎣弼(チョン・ヒョンピル、1906~1962)などの鑑定を受けて、当時の記録が今まで伝えられている。

文化財庁は、「鄭麟趾、申叔舟、成三問の直筆がほとんど残っていないのに、彼らが様々な書体で書かれた文字が保存されたという点で、書道史の研究に貴重な資料として評価される」と明らかにした。

匪懈堂瀟湘八景詩帖は、世宗の三男である安平大君が1442年、「瀟湘八景」をテーマに、当代の文人21人が書いた文を集めた詩帖である。瀟湘八景は、中国湖南省瀟湘の8つの美しい景色をいう。

一方、朝鮮時代に済州(チェジュ)牧師を務めた李益泰(イ・イクテ、1633~1704)が書いた「李益泰知瀛錄」とソウル七宝寺(チルボサ)の木造釈迦如来坐像、京畿南楊州佛巖寺(キョンギ・ナムヤンジュ・ブルアムサ)の木造観音菩薩坐像、慶北慶州皇吾洞金(キョンブク・キョンジュ・ファンオドン)の金の耳輪の4件は宝物に指定予告された。


柳原模 onemore@donga.com