Go to contents

北朝鮮の東倉里ミサイル発射場、解体が停滞

北朝鮮の東倉里ミサイル発射場、解体が停滞

Posted August. 24, 2018 09:36,   

Updated August. 24, 2018 09:36

한국어

米ワシントンの政策研究機関「スティムソン・センター」の北朝鮮分析サイト「38ノース」は22日(現地時間)、16日に撮影された商業用人工衛星の写真をもとに、北朝鮮のミサイル発射場である平安北道鉄山郡東倉里(ピョンアンプクト・チョルサングン・トンチャンリ)の「西海(ソヘ)衛星発射場」の解体作業に大きな進展が見られないと明らかにした。活発な解体作業がなされた先月と今月初旬とは異なる動きということだ。

38ノースは、「垂直エンジン実験台の場合、7月から8月初旬までは施設の解体にかなりの進展があったが、8月3日以降は新たな解体作業を確認できない」と分析した。同サイトは、発射直前に発射体を組み立てる軌道式構造物についても、「(解体作業が)止まったとみえる」と伝えた。一方、実験場本部に向かうトラックなど大型車両の数は3日から16日までに11台から7台に小幅に減少したことが確認され、北朝鮮当局者が依然としてここを頻繁に訪れていることを示唆した。

北朝鮮のミサイル発射場の閉鎖は、6月のシンガポール米朝首脳会談で両国首脳が合意した事項だ。共同声明に明文化された合意事項ではないが、トランプ米大統領は首脳会談で、両国首脳が口頭で合意したと明らかにした。

一方、「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)は23日、北朝鮮が9月9日の建国70周年記念日に予定している軍事パレードを控えて、平壌(ピョンヤン)の美林(ミリム)飛行場に移動式兵器や車両約100台が姿を現わしたと伝えた。VOAは、民間衛星業者が22日に撮影した写真を分析してこのように報じた。長さ12~14メートルの大型車両6台も登場したが、この車両が大陸間弾道ミサイル(ICBM)用移動式発射車両かどうかは確かでないと説明した。


韓基渽 record@donga.com