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米国防総省報道官が部下を私用でこき使う、同省が調査に着手

米国防総省報道官が部下を私用でこき使う、同省が調査に着手

Posted August. 16, 2018 08:17,   

Updated August. 16, 2018 08:17

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マティス米国防長官の側近が「パワハラ」問題で解任の危機に直面した。CNNは14日、国防総省のホワイト首席報道官が部下に私的な用事を数回させたという通報があり、省内での調査が始まったと伝えた。ホワイト氏は私的な用事をさせたことを同省に通報した部下を更迭させるなど報復行為までしたという。

昨年4月に同省首席報道官になったホワイト氏が、約1年間、部下に指示した私的な用事の種類は様々だ。CNNによると、クリーニング店から自身の衣料を引き取らせたり、薬局に医薬品を買って来させたりするなど基本的なことから、私的な目的の融資書類の作成や観光旅行の予約までさせた。大雪で道路事情が良くない時は、部下に車で職場まで送らせるなどしていた。

不満を抱いた少なくとも4人の職員は、5月に同省にこれを通報した。その後、彼らの一部が別の部署に発令を受けた。調査に協力している部下は、配置転換が突然決定したとし、報復の性格が濃厚だと主張した。

同省の倫理規定は、「職員は、勤務時間内に公務以外の用事を部下に命じたり要請したりしてはならない」と明示している。ある匿名の同省の元高官は、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに、「部下は小間使いではない。(私的な用事をさせることは)不道徳なこと」と指摘した。同紙は、ホワイト氏のこのような行動が、自分で省内の雑貨店で買い物をし、クリーニング店に自分で衣料を取りに行くことで有名なマティス氏と比較されると指摘した。

現在、ホワイト氏はマティス氏に同行して南米に行っている状況であり、調査が終結するまでは今後の進退は確定していない模様だ。ホワイト氏は、立場を明らかにするよう求める同紙の要請に「検討が行われている事案にコメントすることはできない」と話した。


韓基渽 record@donga.com