暴れろ申台龍号、きょうスウェーデンと運命の決戦

「スウェーデン戦は、しっかりと準備をして臨まなければならない」

サッカー韓国代表のＦＷ孫興民（ソン・フンミン＝トッテナム・ホットスパー）は、初戦を翌日に控えて、同僚たちにメッセージを伝えた。

申台龍（シン・テヨン）監督（４８）率いる韓国代表が１８日午後９時（韓国時間）、ロシアのニズニ・ノヴゴロド・スタジアムで「北欧の伏兵」スウェーデンを相手にロシア・ワールドカップ（Ｗ杯）グループリーグＦ組の初戦を行う。史上２度目の海外開催大会１６強入りを目指す韓国としては、是が非でも勝たなければならない一戦だ。

国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）ランキング５７位の韓国は、スウェーデン（２４位）、ドイツ（１位）、メキシコ（１５位）と同じ組に入っている。スウェーデンを破って勝ち点３点を獲得できれば、１６強入りに向けて快調のスタートを切ることになる。だが、引き分けたり負ける場合は１６強入りの道は険しくなる。申監督は、「是が非でもスウェーデンに勝つためにもがいている」と総力戦で臨む決意を明言している。

スウェーデンはＷ杯予選でオランダを組３位に突き落とし、プレーオフではイタリアに１勝１分けを収めて本大会進出を決めた。北欧チームらしく、高さとパワーを持ち味とする。韓国はスウェーデンとの対戦で通算２分け２敗を記録している。一番最近対戦した２００５年には引き分けを記録した。

しかし、韓国は２００２年韓日Ｗ杯から２０１４年ブラジル大会まで、初戦に強かった。２００２年の初戦ポーランド戦は２－０で勝利し、２００６年のドイツ大会ではトーゴに２－１で逆転勝ちした。２０１０年の南アフリカ大会ではギリシャに２－０で勝利し、史上初の海外開催Ｗ杯１６強入りの偉業を達成した。ブラジル大会ではロシアと１－１で引き分けた。


李憲宰 uni@donga.com