エジプトＦＷモハメド・サラー、Ｗ杯出場はなるか

サッカー・ワールドカップ（Ｗ杯）で「ファラオ」の得点ラッシュを見ることができるだろうか。

１５日（韓国時間）、ロシアＷ杯でウルグアイ戦を控えているエジプトのＦＷモハメド・さらー（２６＝リバプール）の出場有無に注目が集まっている。

今シーズンのプレミアリーグ（ＥＰＬ）で得点王（３２ゴール）になり彗星のように台頭したサラーは欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）でも得点２位（１０ゴール）になるなど最高のシーズンを送った。「ファラオ」の異名も得た。しかし、先月２６日に行われた欧州ＣＬ決勝レアル・マドリード戦で肩をケガしチームの敗北を見守らざるをえなかった。

負傷からの回復には３週以上がかかるとされ、サラーのＷ杯出場が不透明になった。しかしエジプトはサラーを２３人の最終メンバーに入れ、経過を見守ることにした。

早いテンポで回復しているサラーは１１日、負傷後初めてドリブルをする姿を見せた。エクトル・クーペル監督は１４日、ソーシャルメディア（ＳＮＳ）に「サラーが初戦に出場する可能性が高い」と書き込んだ。素早い突破が持ち味のアラーは、今大会で最高の異変を演じる主役として期待を集めている。

７日に行われたベルギーとの親善試合は、サラーが抜けたエジプトが０－３で敗れた。守備が不安だったが枠内シュートが１本に終わる攻撃力が問題だった。代表選手として５６試合に出て３４ゴールを記録し、エジプトとしてはＷ杯にけん引したサラーのＷ杯本大会での活躍がさらに切実になった。


金培中 wanted@donga.com