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北朝鮮の金英哲・労働党副委員長に見せたマンハッタンの摩天楼

北朝鮮の金英哲・労働党副委員長に見せたマンハッタンの摩天楼

Posted June. 01, 2018 08:57,   

Updated June. 01, 2018 08:57

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歴史的な米朝首脳会談の成功を左右する両国の最後の談判が31日(現地時間)、米ニューヨークで行われた。

ポンペオ米国務長官と北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長は同日午前9時(韓国時間31日午後10時)から会って、非核化や体制保証などの議題と日程をめぐって交渉を行った。非核化は米国が、体制保証は北朝鮮が最も重視する議題だ。世紀の談判と呼ばれる今回の高官級会談は午後まで続いた。これと関連して米国務省は、ポンペオ氏が同日午後2時15分(韓国時間1日午前3時15分)、ニューヨークのパレスホテルで記者会見を行い、金氏との交渉結果を明らかにする予定だと伝えた。

北朝鮮代表の金氏は先月30日午後1時47分頃、北京発の中国国際航空CA981便でニューヨークのJFK国際空港第1ターミナルに到着した。米国は金氏一行に対して空港から国家元首級の儀典を提供した。

 

ポンペオ氏と金氏は同日午後7時から、マンハッタン38番街にあるコリンション37階の米国連次席大使の官邸で、90分間、夕食会を行った。このマンションは国連本部の近くで、外交官たちが多く居住する。ポンペオ氏は夕食会が終わった後、記者団に、「すばらしい出会いだった」と満足感を示した。一方、金氏一行は堅い表情で宿泊先のミレニアム・ヒルトン・ニューヨーク・ワン・UNプラザに戻った。

米財務省の制裁対象である金氏は1日まで米国に滞在できるビザを受けたという。ポンペオ氏との談判で妥協点を見出すことができなければ、さらに一日滞在する観測も流れている。双方が歩み寄る場合、31日の記者会見後に金氏がワシントンに移動してトランプ大統領と面談する可能性も提起されている。面談がなされるなら、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の親書が伝えられるものとみえる。

サンダース大統領報道官は先月30日、定例会見で、北朝鮮との首脳会談と関連して、「会談は6月12日に開かれるものと予想している」と明らかにし、6・12首脳会談の開催を前提に準備が進んでいることを示唆した。


朴湧 parky@donga.com · 周成河 zsh75@donga.com