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恥知らずの休職教師たち

Posted May. 31, 2018 08:55,   

Updated May. 31, 2018 08:55

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教師は子供1人に対して1年間の育児休職を使うことができる。3年以内は使用可能で、どのように使うかの制限もない。そのため、恥も外聞もないやり方で育児休職を使う教師もいる。例えば3月の学期初めに一学期の育児休職を申請して休職に入り7月に復職すれば、育児休職は4ヵ月だけ使ったことになり、実際は夏休みまで含めて6ヵ月休むことができる。その上、育児休職中は月給の40%の育児手当だけを受け取るが、夏休みの直前に復職すれば、1、2ヵ月は休みながら給与の100%を受け取ることができる。

◆最近、大統領府国民請願に「正教師の育児休職は学期単位のみを許可しなければならない」という請願が寄せられた。教育公務員人事実務の指針は、育児休職1年を無制限に分けて使えるようにし、「学期単位で期間を定めて休職するよう勧める」という緩い言葉だけだ。校長を務めたある教育庁公務員は、「学校でこのような育児休職は昨日今日のことではない」と話した。

◆大統領府国民請願を寄せた人は、おそらく非常勤教師やその周囲の人である可能性が高い。正教師の「始業すれば休職、休みになれば復職」は、単に自分の利益だけでなく、誰かの仕事を奪うことでもある。正教師の代わりに雇用された非常勤教師は、欠員を補充するために雇用されるため、契約が6ヵ月だろうが1年だろうが正教師が復帰すればすぐに辞めなければならない。新学期に仕事が見つかるかも疑問だが、休みの間は無給の身となる。

◆むろん、学校の教頭や校長は教師が育児休職を申請すれば、6ヵ月や1年単位で使うよう勧める。しかし、教師が夏休みや冬休みの直前に実家の母親や義母が突然子供を見ることができるようになったと言って復職を申請すれば、言い訳と明らかに知りながら受け入れないわけにはいかないという。「羞悪之心」、「惻隠之心」、「辞譲之心」、「是非之心」といった大層な言葉を使う前に、廉恥は教育の始まりだ。自ら恥知らずなことをする教師が、生徒に廉恥の何を教えることができるだろうか。


ソン・ピョンイン論説委員 pisong@donga.com