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ボルビックがミシガン州で3回目のLPGA大会開催、韓国ゴルフ用品メーカーでは初めて

ボルビックがミシガン州で3回目のLPGA大会開催、韓国ゴルフ用品メーカーでは初めて

Posted May. 24, 2018 08:39,   

Updated May. 24, 2018 08:39

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自動車工業の街として知られる米国ミシガン州デトロイトから車で40分ほどのアナーバーは、人口11万ほどの小規模都市だ。この3年間、毎年今頃になると都市全体がゴルフフィバーに包まれる。韓国のゴルフボールメーカー「ボルヴィッグ」が米女子ツアー(LPGA)ボルヴィッグ選手権を開催してからだ。この2年間で8万人近いギャラリーが訪問した。今年もチケット予約数が急増し、24日から4日間、大会が開催されるトラビスポイントCC(パー72)には、5万人近いファンが訪れるものと見られる。

現場で大会を陣頭指揮しているボルビックのムン・ギョンアン会長(60)は、「韓国のゴルフ用品メーカーとしては初めてLPGAツアーを開催することに大きなプライドを感じる。すでに大会契約最終年の3年目を迎え、有終の美を飾りたい」と話した。

ボルヴィッグは、大会を開催することでグローバルブランドとしての認知度を上げたと評価されている。ムン会長は、「米国や日本など世界のゴルフ市場での売上が大きく伸びた。欧州やアフリカなど様々な地域への輸出の活路を開くことができた」と話した。

ボルヴィッグによると、2015年に275万ドルだった対米輸出額は昨年に1200万ドルまで増えたという。ムン会長は、「今年の海外輸出は目標の3000万ドルに向かって順調に伸びている。今夏に忠清北道陰城(チュンチョンブクト・ウムソン)の第2工場増設が終われば、物量供給の問題も解決できる見通しだ」と話した。

ボルヴィッグは、大企業の占有物と見られたLPGAツアー大会を開催し、成功を収めたことで、これからは韓国の他の中小企業も参画するようになった。

大会中に、ボルヴィッグは選手練習場に提供する1万個を含めて計3万個のボールを提供する。ムン会長は、「大会中につや消しのビビッド・カラーボールなど新製品の宣伝とともにカラーボール・フィッティングイベントも積極的に展開する予定だ」と話した。ゴルファーの性向に応じてボールの色を変えると効果があると、ムン会長は主張する。「短気の人はグリーンやイェローのようなソフトなカラーのボールを使うと気持ちが落ち着くんです。保守的なゴルファーなら赤色系のボールがお勧めです」。


金鍾錫 kjs0123@donga.com