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安倍首相、3年前に加計氏と面談か

Posted May. 23, 2018 08:31,   

Updated May. 23, 2018 08:31

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安倍晋三首相が知人が理事長を務める加計学園に特恵を与えたとして波紋を呼んでいる加計学園問題と関連して新たな疑惑が出ている。加計学園がある愛媛県が21日、「2015年2月25日、加計理事長が安倍首相と15分程度面談し、獣医学部の構想を説明した」という内容が含まれた内部文書を公開した。文書には、「そういう新しい獣医大学の考えはいいね」という安倍氏のコメントまで記載されている。

 

しかし、安倍氏は文書の内容は事実でないと否定しており、事態は真相ゲームの局面に移っている。安倍氏は文書が公開された直後は反応を示さなかったが、22日に「ご指摘の日に加計氏と会ったことはない。記録を調べたが確認できなかった」と事実関係を否定した。

安倍氏はこれまで、「加計氏とこの問題について話したことはない。昨年1月20日、学園が国家戦略特区の事業者に選ばれた時、獣医学部新設の計画について初めて知った」と主張してきた。新たに公開された文書は、安倍氏がこれまで嘘をついていたことになり、獣医学部新設に実際に影響力を行使したという疑いをかけられるのに十分だ。安倍氏が嘘をついたことが明らかになるなら、支持率低下で危機に追い込まれた安倍政権には致命打になり得る。


徐永娥 sya@donga.com