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韓国戦争参戦のプエルトリコが災害で苦しむ…曹渓宗が来月現地を訪れて寄付を伝える

韓国戦争参戦のプエルトリコが災害で苦しむ…曹渓宗が来月現地を訪れて寄付を伝える

Posted April. 30, 2018 08:40,   

Updated April. 30, 2018 08:40

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カリブ海の真珠と呼ばれるプエルトリコには忘れられた英雄たちがいる。

韓国戦争当時、プエルトリコは6万1000人余りが参戦して長津湖(チャンジンホ)戦闘などで複数の手柄を立てた。この過程で750人余りが戦死し、100人余りはまだ行方不明の状態である。犠牲は大きかったが、米軍所属として参戦したため、彼らの犠牲はあまり知られていない。

1952年に米国自治領になったプエルトリコは、昨年9月、ハリケーン・マリアによる被害から抜け出せずにいる。40人あまりが命を落とし、被害規模は500億ドル(53兆6500億ウォン)と試算される。340万人がまだ電気と通信が途切れて苦しんでいるが、米国側の支援が円滑に行われず、なかなか復旧が進んでいない。

大韓仏教曹渓宗(チョゲジョン)の国内外緊急救援募金機関である(財)美しい同行が、プエルトリコの支援に乗り出す。財団と軍宗教区の関係者らが5月26日頃に現地を訪問して、30万ドル(約3億2200万ウォン)の寄付を伝え、現地の国立墓地も参拝する予定だ。現地の電力事情が最悪の水準であることを考慮して、太陽光や石油を利用する小型発電機も伝える。現地訪問中に韓国戦争の参戦勇士協会の関係者との面談と破壊された協会施設の復旧も支援する計画だ。

財団によると、総務院長であるソルジョン僧侶の意思で、宗団レベルで今回の支援活動に力を入れている。軍布教を担当している軍宗教区も積極的に加わっている。軍宗教区長を務めた総務部長のチョンウ僧侶が3000万ウォンを寄付したことをはじめ、複数の寺院でも寄付を集めて、現在の募金額は2億7000万ウォンに達する。

チョンウ僧侶は、「米自治領という事情のため、プエルトリコの参戦と犠牲、地震の被害があまり知られておらず、残念だった」とし、「天地は自分と同じ根であり、隣人の悲しみを一緒に悲しむことが仏教の同體大悲である。大勢の人たちの参加を望む」と語った。

2008年に設立された美しい同行は、冬場の暖房環境の悪い人たちのための「アイ練炭マン」の活動をはじめ、ハイチやネパールの地震などの国際災害現場でも活発な救援と寄付活動を行ってきた。


金甲植 dunanworld@donga.com