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東南アジアに生息する「ブロンズトキ」が韓国で初発見

東南アジアに生息する「ブロンズトキ」が韓国で初発見

Posted April. 30, 2018 08:41,   

Updated April. 30, 2018 08:41

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東南アジアやアフリカなどの暖かい地域に生息するブロンズトキ(学名=Plegadis falcinellus・写真)」が、韓国で初めて発見された。環境部所属の国立生物資源館は20日、済州道済州市翰京面(チェジュド・チェジュシ・ハンギョンミョン)でこれまで国内に生息記録のないブロンズトキ3羽を初めて発見したと、29日明らかにした。

コウノトリ目トキ科に属するブロンズトキは、体長が55~63センチで、雌雄共にはっきりした赤褐色を帯びる。主に東南アジア、南アジア、南欧、アフリカ、中央アメリカなどの暖かい温帯地域の湿地や沼地に生息している。

国内で生息記録のない昆虫や無脊椎動物が新たに発見されることはたびたびあるが、鳥のような脊椎動物が発見されることはあまりない。さらに、ブロンズトキは温帯地域に生息する動物であるだけに、気候温暖化の影響ではないかという観測も出ている。これに先立って、生物資源館は、東南アジア以南に主に生息するチャイロコツグミ、ハッカチョウなどを国内で発見したことがある。

ユ・ジョンソン動物資源課長は、「気候変動によって分布圏が拡大される過程で、ブロンズトキが韓国にまで飛んできたかもしれないが、気象悪化で移動中に道に迷った可能性も高い」とし、「継続的なモニタリングが必要だ」と語った。ブロンズトキはこれまで韓国で発見されたことがないが、日本と香港では「道に迷った鳥( 迷鳥)」として発見された記録がある。


李美智 image@donga.com