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リーグ首位の斗山、先発ラインナップにその理由がある

リーグ首位の斗山、先発ラインナップにその理由がある

Posted April. 25, 2018 08:43,   

Updated April. 25, 2018 08:43

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#1〓21日、ソウル蚕室(チャムシル)球場で行われるKIA対斗山(トゥサン)戦。斗山の先発ラインナップはいつもと違った。スイッチ打者のクク・ヘソンを含めた9人の打者が全員左打ちだったのだ。1982年にKBOリーグが創設されて以来初めてのことだった。KIAの先発、サイドアームのイム・ギヨンを意識したものではなかった。主力選手たちに休みを与えるための構成だった。定捕手のヤン・ウィジ、遊撃手のキム・ジェホ、三塁手のホ・ギョンミン、中堅手のパク・ゴンウらが先発ラインナップから除外された。彼らは試合中後半に代打や代守備で活躍した。控え選手が大挙出場したが、この日の斗山はKIAを10-4で破った。斗山は、10チームのうち主力と控え選手との実力の差が最も少ない。

#2〓斗山が残り9球団とは違って最も気を使わない存在がある。外国人打者だ。ロメック(SK)、ホイング(ハンファ)、ラフ(三星)、バナディナ(KIA)は各チームの打線の核心だ。だが、斗山の外国人選手、パレディスは24日現在2軍にいる。斗山はシーズン序盤に振るわなかったパレディスを9日、2軍に送った。19日にに1軍に呼んだが2試合で5打数無安打(4三振)を記録すると、再び2軍行きを告げた。斗山において外国人打者は活躍してくれれば嬉しいけど、欠かせない存在ではない。斗山は昨年もエバンスの打席でたびたび代打を起用したことがある。

#3〓内野手のチェ・ジュファンは1988年生まれで今年30歳だ。光州東成(クァンジュトンソン)高校卒業後、2006年に入団したプロ13年生だ。昨年まで控え選手だった彼は、今年初めて主力になった。主に2番打者として出て、25打点を記録しチーム内打点1位だ。4つの決勝打を放ち、キム・ジェファン(4個)と共に同部門1位タイだ。

チェ・ジュファンの実力なら他チームではとっくにレギュラーを勝ち取っていたかもしれない。だが二塁手のチェ・ジュファンの前には、元代表のコ・ヨンミン(引退)とオ・ジェウォンがいた。今も二塁手では指名打者で出場する日が増えた。

優れた野手が毎年登場する斗山の野手陣にはチェ・ジュファンのような選手をいくらでも見ることができる。チェ・ジュファンと同年の外野手チョ・ジンホ(30)は、未だにバックアップだ。チョン・ジンホは昨年6月にサイクルヒットを記録したが、規定打席を満たすことはできなかった。捕手のパク・セヒョク(28)、外野手のクク・ヘソン(29)らも間もなく30歳になる。チェ・ジュファンは、「遅れてレギュラーになったが、言い換えると自分が長い間良く粘ったのだ」と言い、「これがうちのチームが強い理由だ」と話した。

プロ野球は年間、チーム当たり144試合を行う長期レースだ。厚い選手層を保有した斗山は24日現在、18勝8敗で単独首位だ。


李憲宰 uni@donga.com