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ロッテの新エース・ドゥブロントが開幕4試合で4敗と最悪の投球

ロッテの新エース・ドゥブロントが開幕4試合で4敗と最悪の投球

Posted April. 21, 2018 08:31,   

Updated April. 21, 2018 08:31

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4敗、防御率8.37、被安打率。302…。

ロッテの1番手先発投手、ドゥブロントが今季5試合に出場して残した惨めな成績だ。韓国プロ野球で活躍している外国人投手20人のうち、唯一KBOリーグで白星がない投手となっている。ロッテと決別した「元1番手投手」のリンドブルムが斗山(トゥサン)で4勝(勝利数1位)、防御率2.78と大活躍しているのとは余りにも対照的だ。

ドゥブロントがロッテと契約する当時は、大きな期待が集まった。メジャーリーグで通算118試合(先発85試合)に登板し31勝26敗、防御率4.89という実績を持つ投手だった。2シーズン連続で二桁勝利を挙げ、ワールドシリーズ優勝も経験している。オープン戦でも9回1失点を記録し、その名に値する活躍が期待された。開幕戦先発という重責も任された。

ところが、いざシーズン始まるとドゥブロントは別人になった。開幕戦で4回4失点と不調だったドゥブロントは、その後も投球回数に並ぶ失点を記録した。6日のLG戦では2回3分の2を投げ7失点という最悪の投球をした。

ベネズエラ出身で気温が上がれば調子が上がるだろうという期待があったが、一向に改善が見られない。19日にホームで行われた三星(サムスン)戦では6回4失点(3自責点)でシーズン初のクオリティースタートを記録したが、9安打6四球に加え満塁のピンチを3度も迎えるなど不安だった。

2010年にハンファで活躍したカペヤンの轍を踏むかもしれないと懸念する声も上がっている。当時、メジャーリーグで時速155キロの剛速球を投げるなど期待を一身に受けてKBOリーグに進出したカペヤンは、15試合に登板し、11敗、防御率9.15という最悪の成績を残して放出された。柳賢振(リュ・ヒョンジン)に代わって開幕戦に先発登板し好投したが、負け投手となってから自信を失って行った。カペヤンの没落とともに、同年のハンファはシーズン最下位(8位)になった。

球界の関係者は、「カン・ミンホが移籍した中でもロッテが優勝候補に挙げられたのは、攻撃だけでなく強力な先発1番手への期待があったからだ」と言い、「先発1番手が登板するたびに流れを断ち切られる今のような活躍では、チームの巻き返しも無理そうに見える。選手もチームも、変化が必要だ」と話した。


金培中 wanted@donga.com