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北朝鮮の戦略ロケット司令官はキム・ラッキョム 韓国研究者が主張

北朝鮮の戦略ロケット司令官はキム・ラッキョム 韓国研究者が主張

Posted June. 15, 2012 05:35,   

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今年4月に開催された北朝鮮の労働党代表社会で党中央軍事委員に抜擢されたキム・ラッキョムが戦略ロケット司令官に就任しているという主張が出た。

世宗(セジョン)研究所の鄭成長(チョン・ソンジャン)首席研究委員は14日、「北朝鮮が今年、ミサイル指導局を戦略ロケット司令部に改称しながら、崔相旅(チェ・サンリョ)前局長を更迭し、キム・ラッキョム司令官を任命した」とし、「今年3月、金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記の戦略ロケット司令部訪問を随行したキム・ラッキョムの存在が確認された」と話した。キム・ラッキョムは、これまでの経歴や職責が知られていなかった。統一部が今月に発行した冊子「北朝鮮主要人物情報」には載っていない。

戦略ロケット司令部は今年今月4日、北朝鮮軍が東亜(トンア)日報など韓国の主要メディア各社の座標を公開しながら、「打撃命令だけを待っている」と威嚇していた部隊で、今年3月から北朝鮮メディアに登場した。配下にスカッドミサイル師団とノドンミサイル師団、舞水壇(ムスダン)ミサイル師団の3師団を置いている。金正恩第1書記も、4月15日の閲兵式での演説で、陸海空軍とともに同部隊名を別途言及したほど格別な扱いをしている。

しかし4月13日、失敗に終わった長距離ロケット発射が、戦略ロケット司令部の責任の下で行われただけに、司令官として肩身が狭くなった可能性もある。統一部の関係者は、「戦略ロケット司令部の存在は確認したが、キム・ラッキョム司令官なのかどうかは、もう少し確認が必要だ」と話した。



shcho@donga.com