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[社説]狂牛病煽動勢力、社会マヒと政府転覆を狙った

[社説]狂牛病煽動勢力、社会マヒと政府転覆を狙った

Posted July. 12, 2008 07:43,   

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警察が狂牛病(BSE=牛海綿状脳症)対策会議の事務室で押収したロウソク集会の企画文書に、「社会をマヒさせてこそ」「本当の目標は、李明博(イ・ミョンバク)政府を頓挫させること」という目標が明記されていることが分かった。2ヵ月越しに首都ソウルの中心を混乱と無政府状態に陥れた暴力デモの主導勢力の意図が露になったわけだ。

対策会議の文書には、「都心占拠戦術」「大学生同盟休業」「ベビーカー行進」「宗教界の宣言と街頭行進」「労働界の総力闘争」といった闘争のやり方も提示されていた。このようは方法は、「ロウソク民心」という美名の下で、実際に動員された。

文書の内容と実際のデモの様相をまとめてみると、「社会マヒ」は計画的な暴力を通じ、公権力を無力化し、国政運営のマヒを図ることだ。「李明博政府の頓挫」は大統領府へ押し入ってまで、大統領の退陣を導き、大統領選挙の結果を無効化しようとすることだ。「狂牛病怪談」を広げ、子どもにまでロウソクを持たせ、これを「社会マヒ—政府転覆」に発展させ、大韓民国の民主主義と憲政を根本から揺るがすものだった。国民が選出した合法政府の崩壊を図るのは、この国の民主化の道程を一挙に崩そうとすることだ

この勢力はロウソク集会が市民の自発的な参加による直接民主主義だと美化したが、その中心と背後では極左派の勢力が事を企てていた。狂牛病対策会議のメンバーである「反戦平和・自主統一委員会連席会議」の資料には、「大衆的抵抗戦線を作って闘争を展開し、米国と親米保守勢力に対する民衆闘争戦線を樹立」するための行動指針がまとめられている。警察の調査結果、狂牛病対策会議を主導した進歩連帯がロウソク集会の垂れ幕を一括制作し、全国各地に配達した証拠も出てきた。米軍撤退と親北運動の先頭に立ってきた左派団体が、ロウソクを利用した暴力デモを直接・間接的に主導したのだ。

外郭ではMBCなどの放送局とポータルサイトであるダイムのアゴラ(討論掲示板)が、デマを広げ国民を扇動した。この勢力らは、今もロウソクの火種を付け直すため、躍起になっている。対策会議の文書に明記されている通り、民主労働組合総連盟傘下の金属労組のゼネストは今も続けられている。

警察と検察は公安弾圧云々とする左派勢力の攻勢に萎縮されずに、「社会マヒ」と「政府頓挫」の画策の全容を突き止め、法で厳正に対処しなければならない。