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「兵風」の金大業氏に詐欺容疑で令状請求

「兵風」の金大業氏に詐欺容疑で令状請求

Posted April. 24, 2008 05:04,   

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ソウル中央地検特捜3部(金光浚部長)は23日、02年の「兵風」疑惑事件の主役である金大業(キム・デオプ)氏(46、写真)に対し、詐欺容疑で逮捕令状を請求した。

金氏は05年2月、朴某氏(46・女)から、「いい不動産があれば紹介してほしい」という依頼を受け、京畿道漣川郡(キョンギド・ヨンチョングン)にある林野6500坪の売買を斡旋し、地価を水増しして2億7000万ウォンの利益を得た疑いがある。

金氏は、「文化観光団地として開発される場所だ」と言い、朴氏に土地を勧め、売買契約と登記手続きまで手伝ったという。金氏は、朴氏から土地代という名目で3億8000万ウォンを受け取ったが、実際には1億1000万ウォンだけ支払った。

朴氏は昨年、金氏を刑事告訴し、警察庁特捜課は同年4月、金氏を在宅起訴し捜査を進めてきたが、今年1月に検察に送致した。

検察は、姿をくらませていた金氏を不起訴処分にし、逮捕令状の発行を受け、身柄の確保に乗り出し、21日、ソウル市内で警察による一斉取り締まりにより、金氏を逮捕した。

金氏に対する拘束は、24日午前10時30分、ソウル中央地裁の審査で決定される。

検察関係者は、「金氏の詐欺容疑のほかにも、弁護司法違反などの容疑に対し、裏づけ捜査を行なう予定だ」と話している。このため、02年の大統領選挙を控え、当時与党関係者が、金氏主導の兵風事件に組織的に介入したかどうかに対し、検察捜査が拡大するかが注目される。

金氏は今年1月、某放送局のプロデューサー宛てに、「国民の一人として、参加型政府5年を見守って」という長文のメールを送り、「(盧武鉉政権時代)権力に酔い、5年の歳月の間、信頼を失った人々に、記者会見であれ放送であれ、どのような形であっても、ひとこと言いたい」と主張した。

検察内外では、金氏が検察でどのような供述をするかによっては、兵風疑惑事件の背後の捜査が可能だという見方が多い。

政界関係者が金氏に、暴露する見返りとして金や利権などの提供を約束した場合、金氏の無罪および名誉毀損の共犯として、同関係者を刑事処罰することもできる。

無罪と名誉毀損の容疑については、公訴の時効がそれぞれ7年と5年だが、通常、共犯が起訴されてから刑が確定されるまでは、別の共犯の時效は停止される。

金氏は03年2月、拘束起訴され、04年2月、最高裁判所で懲役1年10ヵ月の有罪が確定された。



needjung@donga.com