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こんなに持ち越された各種事件

Posted December. 31, 2002 22:10,   

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第16代大統領選挙が行われた2002年1年間、韓国社会を揺るがした数多くの事件に対する検察の捜査が2003年に持ち越された。

ソウル地方検察庁が、捜査を行っている与党民主党の金芳林(キム・バンリム)議員の賄ろ収賄疑惑事件は、逮捕同意の要求書まで出されて、年内に解決できるものと予想された。だが、捜査の不備や臨時国会の開会などを理由に03年に持ち越された。

大統領選挙を控えて、見送られてきた政治がらみの事件も、いつ頃解決できるか、その糸口がつかめないのは同様だ。前野党ハンナラ党の李會昌(イ・フェチャン)大統領候補の息子の兵役逃れ疑惑事件の「兵風」、「産業銀行に対する4900億ウォン貸し出し圧力疑惑」、「国家情報院の盗聴疑惑事件」などは検察が02年末、関係者の召喚に乗り出したが、最終処理までは時間がかかるものとみられる。

金大業(キム・デオプ)氏の兵風暴露内容と関連し、名誉き損の疑いで告発された事件は、金氏が逃走中であるため、捜査が足踏み状態から抜け出せずにいる。民主党の李海瓚(イ・ヘチャン)議員の「兵風捜査誘導発言と関連した告発事件も「実勢」を明らかにされていないまま、残された。

「4900億ウォン台の貸し出し圧力事件」の核心は、金の使い道を明らかにし、その金を朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に渡したかどうかを明らかにすることだが、検察は口座追跡を行わなかった。国情院の盗聴疑惑と関連する名誉き損事件の捜査も、実際に盗聴が行われたかを確認すべきだが、現実に困難だというのが検察の説明。

選挙戦略レベルで告発した事件は、民主党とハンナラ党が大部分告発を撤回し、問題なく解決できる可能性が高い。

一方、捜査意志が強いのにもかかわらず、未解決の一般刑事事件も多い。法務部長官や検察総長の辞任を招いた「ソウル地方検察庁の容疑者暴行による死亡事件」を初め、「坡州(パジュ)スポーツスパ殺人疑惑事件」など2件は、永久的に未解決になる可能性が強まった。検察は全面捜査に乗り出し、親分のシン某容疑者を検挙したが、殺人の疑いに関する物証や陳述を確保できなかったためだ。

核心関係者が海外に逃走してしまった事件も新年を迎えることになった。ソウル検察庁→特別監査本部→特別検査を経て、再びソウル検察庁に渡った「李容湖(イ・ヨンホ)ゲート」つまり、政界や官界へのロビー疑惑は、前韓国電子宝くじ会社のキム・ヒョンソン社長らが海外に逃走し、捜査が中断されたままだ。「鄭鍱逷(チョン・ヒョンジュン)ゲート」と関連し、東方(トンバン)金庫の李京子(イ・キョンジャ)副会長の側近で、2000年に海外に逃走したシンヤンファクトリンクのオ・キジュン氏の政界へのロビー疑惑も未だ真相が究明されていない。大宇(テウ)グループの粉飾会計事件は、金宇中(キム・ウジュン)前会長が最近、一部のマスコミを通じて「自ら帰国する意志はない」と明らかにしたままだ。

国税庁を通じた97年の大統領選挙資金の不法募金事件の「税風」は、捜査に着手してから4年経ったが、国税庁の李碩熙(イ・ソクヒ)前次長の韓国への送還をめぐって、米国で訴訟が提起されたため、依然として未解決のままだ。



丁偉用 viyonz@donga.com