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「黒熊」ウッズ、優勝を狙う

Posted October. 26, 2001 09:40,   

한국어

「優勝に飢えている」。

現代(ヒョンデ)とのプレーオフが終わった後、斗山(トゥサン)の「黒熊」ウッズ(32)は韓国シリーズ優勝への熱望を「飢えている」との表現した。そのくらい優勝を切望しているということだろう。

98年、斗山に入団したウッズは、これまでチームが何度も優勝を目の前で逃してきたため、胴上げができなかったことを残念に思っていた。99年には韓化(ハンハ)とのプレーオフで4連敗を喫し、去年には韓国シリーズ第7戦で苦杯を嘗めた。チームが上昇基調に乗っている今回こそ、絶好のチャンス。

チームの主力打者のウッズは打撃感覚もピークに達している。11打席6安打(0.545)に4打点、2本塁打。第1戦の本塁打に続き、24日の第3戦では3—1でリードしていた3回、左越えの140mの超大型ソロ本塁打を放ち、三星(サムスン)の気勢をそいだ。140mは、去年現代との韓国シリーズで自分が記録した本塁打とタイ記録。

それに、彼は韓国野球に進出してから4年しか経っていないのに、ポストシーズン最多本塁打(11本)を更新するなど、 相次いで新記録を塗り替えている。韓国シリーズにおける5本塁打も歴代個人最多記録。

もし、斗山が韓国シリーズで優勝すれば、当然、ウッズはシリーズ最優秀選手(MVP)の「最有力候補」となる。そうなれば、ウッズは史上初めて正規シーズンとオールスターに続き、韓国シリーズMVPまで手にする「トリプルMVP」受賞となる。

ウッズの打撃には起伏もなく、これといった短所も見られないのが大きな特徴。それに、他の選手と異なり、「ビッグゲーム」でもまったく緊張の色がうかがえず普段通りの実力を思う存分発揮している。

誠実な訓練態度も誉められてしかるべきだ。家とグラウンドを行き来する「模範生」ウッズは今回のポストシーズンを前に、妻、シェリルとソウル・梨泰院(イテウォン)の近くを軽く散歩すること以外には外出を控えて試合だけに没頭している。

一方、今回の韓国シリーズを観覧するために韓国を訪問した日本プロ野球、中日ドラゴンズの佐々木打撃コーチがウッズを高く評価しており、韓国シリーズが終わった後、中日側がスカウトを提案するかどうかが注目されている。



金相洙 ssoo@donga.com