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蔚山市民の癌発生危険率、基準値の20倍

蔚山市民の癌発生危険率、基準値の20倍

Posted August. 27, 2001 09:31,   

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蔚山(ウルサン)市民が大気中の揮発性有機化合物 (VOCs)によって癌にかかる危険性が非常に高いという専門家の主張が提起された。

26日、環境部によると、蔚山大学のイ・ビョンギュ教授(地球環境システム工学部)は、27日からソウルのワーカーヒルホテルで開かれる第12回大気保全全世界大会で、「蔚山での日常生活における揮発性有機化合物に対する露出危害度評価研究」を発表する計画だ。

教授は既に配布した研究論文で「20才以上の蔚山市民331人に対して日常の生活パターンと生活地域の大気中VOCs濃度を分析した結果、市民が一生の間(70年)VOCsにさらされ癌にかかる危険性(発癌危害度)を専門的な数値で計算する場合、『0.000216』で、米国環境保護庁(EPA)の基準値を20倍以上上回った」と主張した。

代表的なVOCsはベンゼンで、自動車排出ガスと工場の煤煙、ペンキなどに含まれており、発癌物質として分類されている。

教授はさらに勤務時間や屋外活動時間における工業団地地域の発癌危害度が他の一般都市に比べ3倍以上高かったと述べた。

この他、新しいマンションの場合、壁紙とペンキ、カーテン、家具などから発癌性VOCsが多く排出されるため、睡眠時間に癌にかかる危険性が、古いマンションの2倍くらいだと付け加えた。

教授は論文で「 VOCsによる発癌危害度を下げるためには、VOCsの排出源を減らし、室内をきちんと換気しなけれなならない」と述べた。



鄭用𨛗 yongari@donga.com