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ソウルの粒子状物質・悪臭情報を一カ所に統合

ソウルの粒子状物質・悪臭情報を一カ所に統合

Posted April. 01, 2020 07:54,   

Updated April. 01, 2020 07:54

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ソウル全域に設置されたモノのインターネット(IoT)センサーを通じてリアルタイムで把握される粒子状物質、駐車状態、悪臭などのデータが一カ所で統合管理される。ソウル市はこのデータを、市民、企業、研究所などが活用できるように民間に公開する。

ソウル市は、ソウル全域の様々なデータを統合管理する「IoT都市データシステム」を構築して、4月から運営すると、31日明らかにした。このシステムは、市と自治区をはじめ、市傘下の投資・拠出機関がそれぞれ管理していたデータを一カ所に集めて分析し、活用できるように支援する。

現在、粒子状物質、騒音、照度、温度、湿度、紫外線、振動など10種のデータを2分ごとに収集する「都市データセンサー」850個を含めて1万個のIoTセンサーが設置されている。都市データは、各機関が別々に保管したり、サービスごとに分かれて、全体的な活用に困難があった。一部は、サービスが終了すれば廃棄された。しかし、このシステムを活用すれば、リアルタイムで収集されるデータとセンサーが設置された位置などの資料を確認したり、ダウンロードできる。

2018年12月から今年2月末までに収集されたデータの合計件数は1億3258万件に達している。一日平均で115万件が新たに蓄積されている。市は、1カ所に収集されたデータを、市民が体感できるサービスを作るのに活用されるように支援する方針だ。工事現場に設置された都市データセンサーが収集した埃、騒音などの推移資料をもとに、これを減らす案を策定できる。市は、市民や企業、研究所などがデータを活用して、新しいサービスを作ることができるように、開かれたデータ広場(data.seoul.go.kr)、デジタル市民市長室(scpm.seoul.go.kr)などを通じて公開する。都市データセンサーは、2022年までに計2500個を設置する計画だ。

イ・ウォンモク・ソウルスマート都市政策官は、「IoTセンサーを通じて収集される様々な都市データが、スマートシティを実現する源になるだろう」と語った。


朴昌圭 kyu@donga.com